チェコの国民文化遺産「ヴィシェフラド」
新市街の南端、ヴルタヴァ川に沿った一帯がヴィシェフラド地区。砦として10世紀頃に建設、中世には城壁で囲まれた街としてプラハ6市の1つに数えられていたといいます。「ヴィシェフラド」とはスラヴ語で「高い城」という意味。ヴルタヴァ川クルーズや対岸からこの地区を眺めると、伝説や昔話そのままのような雰囲気を楽しめます。
建築史に興味のある人にとってもおすすめのスポットです。世界でも珍しいキュビスム建築はプラハに多く見られますが、それらの中でも代表的な建物がヴィシェフラドに集中しています。世界中の建築家たちから注目されている地域です。
クラシック音楽ファンの人には、さらにおすすめ。この地区には広い墓地があって約600基のお墓があるのですが、そこにはドヴォジャーク(ドボルザーク)やスメタナも眠っています。17世紀に小さな墓地ができ、19世紀後半から著名人を埋葬するようになったということで、この2人の他にも、チェコ人なら誰でも知っている、というような著名人がたくさん埋葬されています。
ヴィシェフラドにはこの他にも興味深い施設がたくさんあるので、チェコの芸術や歴史・文化について、緑に囲まれながらゆっくり考えることができますよ。
■ヴィシェフラド(Vysehrad)
住所:V Pevnosti 159/5b, CZ 128 00 Praque 2
電話:261-225-469
営業時間:4月~10月 午前9時30分~午後6時、11月~3月 午前9時30分~午後5時
定休日:無し
HP:http://praha-vysehrad.cz/
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