勝ち組投資家への道「売上高より時価総額を重視せよ!」
まいど、相場の福の神こと藤本です。株式市場で相場の勝ち組になるためには、様々な道(ルート)があります。「勝ち組投資家への道」では、藤本が長年の経験から、個人投資家が陥りやすい罠や、守るべき鉄則について、ご紹介いたします。今回は、「売上高より時価総額を重視せよ!」です。時価総額って何?
時価総額とは、株価に発行済み株式数を掛けたもの。その会社を丸ごと買える金額の事です。右の表が日本の時価総額TOP10(3月4日終値基準)です。日本の時価総額トップは、トヨタ自動車の16兆3607億円です。他にも日本を代表する会社がズラリと並んでいます。
時価総額は、株価に合わせて日々刻々と変化します。藤本はこの時価総額を、株式市場から会社に与えられた「通知簿」だと考えています。4半期決算等、どんなに頻度が高くても年に数回しかない売上高や営業利益を見るより、その時々の会社に勢いが如実につかめる時価総額のほうがはるかに、その企業の価値を表しているからです。
時価総額を意識しよう
事実、時価総額ベースで企業を見てみると、企業の栄枯盛衰、業界内での地位などが簡単に判ります。先程の表1を見れば、3大メガバンクでの順位は三菱UFJ、三井住友、みずほの順だと判りますが、時価総額の比でみると、三菱UFJ:三井住友:みずほ=1:0.72:0.66 です。みずほFGは、三菱UFJFGの約3分の2の価値である事が簡単に判る訳です。ユーグレナWebトップページ
三陽商会Webトップページ
株式市場では、ユーグレナと三陽商会は同じ価値だと判断しているのです。
まさに、時価総額はリアルタイム版の通知簿! ですから、皆さんにも、株式投資をする上で時価総額という観点で企業を見つめてみることを、大切な習慣にして欲しいと思います。
まとめ
時価総額は、リアルタイム版の企業の通知簿です。企業を比較するには、時価総額で比べよう!
時価総額の観点から、企業を見つめてみよう!
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