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被災地を支え続けるためにできること(3ページ目)

東日本大震災から2年が経過します。あのとき、あなたはどこにいましたか?津波の被害を見て何を思いましたか?2年を機にあのときの気持ちを思い出し、被災地を支え続けるために私たちに何ができるかを考えてみませんか?

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

被災地を知るためにできること

商店

仮設住宅に作られている商店街。津波に被災した商店が仮設店舗で営業を始めています

震災から2年が経過し、マスコミなどで被災地の情報が紹介される機会も減っているのが現状です。2年という機会に、今の姿を知り、私たちに何ができるかを考えてみるのも良いのではないでしょうか。3月11日の前後には、NPOの報告会なども多数計画されています。そのいくつかをご紹介しましょう。

難民を助ける会(AAR JAPAN)
3月9日(土) 13:00~15:30(開場:12:30)
「震災から2年報告会―これからも東北とつながるために」
3月11日を控え、各2年間の活動報告とAARと一緒に被災地をまわっている江戸家猫八さん見た被災地の姿を語る会です。

シャンティ国際ボランティア会(SVA)
「最強の現場創りから、被災地支援へ」
~人を育み、今、東日本の現場と本を通して向き合う~
2013年3月23日(土)17:30~20:30築地本願寺
東北での図書館の事業を行っているブックオフコーポレーション株式会社の取締役会長である橋本真由美さんの講演会です。

他にもこちらに様々な情報が掲載されていますので、参考にしてぜひ足を運んでみてください。

忘れないためにできること

支援する上で、大切なことは、被災地を忘れないこととはよくいわれます。では、忘れないために何ができるでしょうか。JCNの岡坂さんは、
「被災した当事者の方に会う機会を増やすといいと思いますよ。そして、会った際には『忘れていませんよ』と付け加えてほしいと思います。その言葉はとても励みになるはずですから」とアドバイスしてくれました。
これはこちらから被災地に出向くということではありません。

会社に属している方なら被災した人を招き、話を聞く会などを開いてもいいでしょう。避難体験などを話してもらうと防災や減災のヒントにもつながります。また、子育てサークルなどに所属しているなら、手仕事をしている被災地の女性に来てもらって一緒に体験してみるのもいいのではないでしょうか。
「そこまでは無理」
というなら、広域被災者を支援するグループが企画する交流会などに参加するのもいいのではないでしょうか。

東日本大震災は原発事故も引き起こしたことで、被災していない地域に住んでいても様々な影響を受けました。中には
「忘れていないけれど、忘れたい」
と思っている人もいるかもしれません。

でも、まだまだ被災地が復興するのには長い時間がかかります。思い出すのが辛いという方も、3月11日という節目の日には、被災地のために何ができるのかを考えていけるといいなと思います。


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