ボランティア/いま注目の活動・団体

被災地を支え続けるためにできること(2ページ目)

東日本大震災から2年が経過します。あのとき、あなたはどこにいましたか?津波の被害を見て何を思いましたか?2年を機にあのときの気持ちを思い出し、被災地を支え続けるために私たちに何ができるかを考えてみませんか?

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

あなたの近くの見えない被災者を支援する

陸前高田市

陸前高田市の仮設住宅。足湯やマッサージ、お茶っこなど通した地道な生活支援が今も続けられています

被災した人を支援する活動は、被災地だけで行われているわけではありません。東日本大震災では原発事故の影響もあり、被災した人は全国に避難しています。こういった人たちは広域被災者と呼ばれ、その多くは、一般のアパートや住宅などに暮らしているため、誰が被災した人なのかを見分けるのが難しく、見えない被災者などともいわれ、当初は支援の手がなかなか届きませんでした。現在は、地域の市民グループや子育てサークルなどが中心となって、物資の提供や、地域の人との交流、地道な支援活動が展開されています。

JCNの避難されている方々へのページには、各地の支援状況やイベントの様子などが掲載されています。交流会などの機会に参加してもいいですし、ボランティアを募集していないかどうかを問い合わせてみるのもいいでしょう。

支援金でも協力

被災地に行かなくてもできることの1つは、やはり募金に協力することです。日本赤十字社も、中央協同募金会も義援金の募集を行っていますし、各地のふるさと納税に協力してもいいでしょう。

また、前述のように被災地では被災者自身が主体となって様々な活動が立ち上がっていますが、どこも草の根の活動であることで資金が充分とはいえません。そういった活動を支援するための支援金に協力するのも一案です。

団体に直接寄付をしてもいいですし、災害ボランティア・NPO活動サポート募金2」(ボラサポ2)に協力してもいいでしょう。

これは東日本大震災の被災地で活動するボランティアやNPOを継続的に支えるために立ち上がった基金です。これまでの助成金などと比べると、申請から助成決定までが早いことや、実績の少ない小さな団体でも活動実態が確認できれば助成を受けられるなどスピーディーに対応しています。ここに寄付をすることで間接的に被災者のための支援を行うことができるのです。

あの震災から2年。あのときの震えるように恐ろしさを感じた気持ちを思い出し、この時期だからこし、もう1度募金に協力してみてはいかがでしょうか。

支援品を購入して応援しよう!

物品を購入することで被災地を支援することもできます。ガイド記事「被災地の手仕事を応援しよう!」でもご紹介したように、各地で、食品からアクセサリー、生活雑貨、日用品など購入することで被災地や被災した人の支援につながるたくさんの製品が生まれています。

これらを購入することで、収益が収入の糧になるのはもちろんのこと被災された人たちの交流、雇用の創出、生きがいづくりなどにつながります。支援品の情報はYAHOO!復興デパートメント 東北ものづくりライブラリーにも掲載されていますので、参考にしてください。
 
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