出産・育児費用/育児費用 乳児期にかかるお金(行事費・保育料等)

乳幼児期の行事にかかるお金

赤ちゃんが生まれると行われるお祝い行事にはどのようなものがあって、費用はどの程度かかるのでしょう? お七夜やお宮参り、お食い初めなどにかかるお金を整理してみました。

豊田 眞弓

豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金 ガイド

マネー誌・女性誌の外部ライターを経て、マネーコラム執筆や監修、講演・研修などで活躍するようになる。ライフワークとして、子供や生徒・学生の金融経済教育に携わり、子どもマネー総合研究会理事や、亜細亜大学ほかで非常勤講師も務める。趣味は講談、猫に添い寝。

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赤ちゃんのお祝い行事にかかるお金はいくら?

赤ちゃんの行事費も節約傾向に!?

         赤ちゃんの行事費も節約傾向に!?

赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんに関する行事も行われます。最近はこうした行事の一部を省略したりするケースもありますが、1人目の赤ちゃんの場合は、比較的しっかり行う家が多いようです。

どちらかというと、親(子供のおじいちゃん、おばあちゃん)に言われて行うことが多いのかもしれませんね。
 

お七夜(おしちや)

地域によっては呼び方が異なることもあるようですが、生後7日目の夜に、赤ちゃんの健康と無事な成長を願って、自宅で開かれる簡単なお祝いの会です。赤ちゃんの「行事」としてきちんと行わない家も増えているようです。

<費用の目安>
簡単な食事とお酒で5000円~1万円程度
 

お宮参り

生後1ヵ月ころに行うのが「お宮参り」の目安です。赤ちゃんも含め、家族で神社にお参りし、祈祷してもらいます。おじいちゃん、おばあちゃんが列席することが多いようです。

祈祷の後に会食をするのが一般的なようです。家族そろって写真館で記念写真を撮るケースも増えています。この写真を翌年の年賀状の写真にする例もあります。お宮参りは比較的行うことの多い行事です。

<費用の目安>
数千円程度で済ませる人もいる一方で、祈祷料、食事会費用、着物の着付けや髪のセット、写真館での撮影代などで数万円かけて行う人もいるようです。
 

お食い初め

「お食い初め」は、赤ちゃんが誕生して100日目前後の週末に行われることの多い行事です。「赤ちゃんが一生食べ物に困りませんように」と祈願して、自宅で行います。料理は自分たちで作ったり、料理店で作ってもらうケースもありますが、鯛の尾頭付きを並べることもあります。

子供のために儀式用の「お膳」を買い揃えて行う家もあります。最近は、その後も使える食器を用いて行うことが多くなっているようです。

<費用の目安>
お金をほとんどかけないケースから、両家の祖父母を呼んで、お料理代で数万円かけるケースまであります。
 

初節句

「初節句」は男の子ならカブトや鯉のぼり、女の子は雛飾りを飾ります。地域によっては、長男の時は親戚を集めて盛大なお祝いの席を設けるところもあるようです。カブトやこいのぼり、雛飾りなどは数万円(いいものだと数十万円!)かかるケースもありますが、祖父母からプレゼントされることが多いようです。

<費用の目安>
費用は食事会の規模により、数千円から数万円といったところ。

赤ちゃんにまつわる行事の行い方やかける費用は、地域の慣習などでも大きな差があります。双方の両親に相談しながら決めた方がいいでしょう。

最近は、こうした行事とは別に、1歳の誕生日に大きめのお祝いをする家も増えているようです。

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