20万円以下で買い付けできる銘柄の数は2000以上
初心者が株式投資をするときに注意したいことは
実は、株式投資は、少額から始めることができます。東証や大証等の株式市場に上昇している企業は約3700社程度ありますが、「20万円」以下で買える銘柄は、なんと「2000社以上(2013年2月22日時点)」にも上ります。上場企業の半数以上が20万円以下で買い付け可能です。
「20万円以下」で買い付けできる銘柄には、
・ソニー(6758):最低投資金額12万9200円
・日産自動車(7201):最低投資金額9万200円
・りそな銀行(8411):最低投資金額1万9900円
・全日本航空[ANA](9202):最低投資金額:18万9000円
などがあり、みなさんがご存知の銘柄も数多く含まれています。これだけの銘柄数があれば、みなさんがご存知の企業に、少額で株式投資することができるでしょう。
では、今回は少額で株式投資を始めるときのポイントについてご説明します。
少額で株式投資を始めるときのポイント
株式投資の経験が少ない方が、少額で株式投資を始めるときには、以下の3点について注意すると良いでしょう。(1)株価が右肩上がりのチャート
(2)知っている会社
(3)投資資金を2銘柄以上に分ける
上記3点に注意して株式投資をすることをオススメします。以下では、それぞれのポイントについてより詳しく解説していきます。
1つ目のポイントは、「株価が右肩上がりのチャート」を描いている銘柄を買い付けするのが良いでしょう。株価は、日々変動していますが、中長期の期間で見ると、「上昇」もしくは「下降」のチャートを描いています。株価は、一度上昇トレンド(株価が上昇している傾向)を形成すると、その方向に進みやすい傾向があります。その上昇トレンドに乗ることで、株価の値上がり益が期待できます。中長期で株価が右肩上がりの銘柄は、その銘柄に予期せぬ悪いニュースが出ない限りは、株価上昇し続ける可能性が高いです。そのため、少額から投資を始める際には「上昇トレンドかどうか」を確認する必要があるでしょう。
2つ目は、「知っている会社」の銘柄を買い付けすることです。株価は、いろいろなニュースや、投資家の思惑で動いています。その中で、自分が身近に感じている企業であればあるほど、その企業の情報を耳にすることが多いでしょう。その会社の良いニュースが入った場合には保有を続け、悪いニュースが入ってきた場合には売却するなど、スムーズに投資判断が下せるでしょう。
3つ目は、「投資資金を2銘柄以上に分ける」です。初心者の方に限らず、株式投資に失敗してしまう原因の1つに、1銘柄に大きな金額を投資してしまうことがあげられます。1つの銘柄に投資資金を集中投資してしまうと、仮に買い付けた銘柄が予期せぬ事態で大きく値下がりした場合に、大きな損失を被ってしまうリスクがあります。投資資金を複数の銘柄に分けて投資することで、仮に1つの銘柄が値下がりしても、投資資金全体に与える損失を小さく抑えることができます。
株式投資は、「20万円」とは言わず、「2万円」「5万円」でも買える銘柄がたくさんあります。上記3点のポイントに注意をしながら、まずはお小遣い程度の資金量で株式投資を始めることで、リスクを低く投資することができます。是非みなさんも、少額で株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。
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