まずエコ設備は、主に下記のようなものが代表としてあげられます。
・ 給湯器
・ 冷暖房
・ 太陽光発電システム
・ LED照明
ここではこの4つについて解説していきます。
給湯器の選び方
お湯をつくるということについては、主にエコジョース、エコフィール、エネファーム、エコキュート、エコウィルがあります。これらについてご説明します。
まず、ガス式エコジョーズ、灯油式エコフィール
エコジョーズ 東京ガスより
次にエネファーム
エネファーム 東京ガスより
これはガスから水素を取り出し、その水素と酸素を化学反応させて電気とお湯を作って貯めておくというもの。効率よく電気を作ってお湯も作れるので二酸化炭素もかなり削減できます。
ただ難点は価格がまだ高いということ。いままで一台270万円ほどでしたが、ようやく2013年4月からの新価格で200万円弱となります。設置工事費を入れると230万円近くなりますが、補助金が45万円ほど出ますのでそれを利用し約185万円。
また設置+メンテナンススペースも約2.7m×約0.75mほど必要になりますので、選ぶ時には設置スペースも確保が必要です。
そしてエコキュート
エコキュート 東京電力より
こちらは電気の力で、空気から熱を取り出し、その熱を利用しお湯を沸かすというもの。エアコンの室外機と同じ働きで、燃やしていないので二酸化炭素も出ないのです。貯湯槽がついているのがほとんどで、オール電化の決め手となっています。
価格は約60万円+工事費といった感じです。エネファームに比べるとかなり抑えられていますが、設置スペースはエネファームと同程度必要となります。
こちらは深夜電力を使って沸かすため、オール電化で「電化上手」や「おトクなナイト8」や「おトクなナイト10」という契約形態をご家庭の利用状況に合わせてうまく利用するといいと思います。
最後にエコウィル
エコウィル 東京ガスより
エコウィルはガスでエンジンを駆動させ、その力で発電器を回して電気を作っています。そしてそのエンジンの熱を利用してお湯を作っているのです。エネファームと大きく違うところは二酸化炭素が排出されるという難点です。
価格はエネファームよりはかなり抑えられた約90万円弱。設置スペースもエネファームよりはすくなくてすみます。
このエコウィルはお湯が貯まると発電が止まるので、お湯をたくさん使うご家庭向きです。ガス料金も東京ガス「発電エコプラン」などを使って上手に契約するといいと思います。
冷暖房の選び方
冷暖房のシステムは輻射暖房 ピーエス株式会社より
・地熱を利用した冷暖房
・輻射式冷暖房システム
・深夜電力を利用した床下暖房
・冷温水式セントラル冷暖房システム
・エアコン
があり、どれも今までのものより、エネルギー効率が改善され、エコタイプとなっています。
地熱利用冷暖房、床下暖房、冷温水式セントラル冷暖房システムは主に建物全体で空調管理しますので、部分的に寒いというのが無くなります。新築時に設置となります。
輻射式冷暖房システムは新築・リフォームどちらも設置可能で、部屋一室も可能なので必要な部屋に合わせて設置可能です。
エコエアコンタイプはこの中ではコストも手頃で採用しやすいと言えます。普及率も高いので、各メーカーの技術開発の頻度も高く種類も多く出ています。
次ページでは太陽光発電システム、LED照明の選び方について解説します。