岡本太郎も絶賛した、親しみを感じる万治の石仏

 

 

お餅のような丸い胴体に、ちょこんと乗せられた小さな頭。
この他では見られない変わった風体の「万治の石仏」は、諏訪でも有数の観光名所になっています。

高さ2m以上、長さ4mほどの巨石に頭を追加するという、なんともざっくりとした作りではありますが、それが返って庶民的で親しみを感じることができます。
芸術家の岡本太郎氏もこの石像を見て「こんなに面白いものは見たことがない」と絶賛したと言われています。
もしかしたら、この万治の石仏に「庶民の力」を感じ取ったのかもしれません。

名前の由来は胴体に刻まれた「万治3年(1660年)」という文字からきています。
さらに言い伝えによると「諏訪大社下社(春宮)に石の大鳥居を造る時、この石を材料にしようとノミを入れたところ傷口から血が流れ出した」とあり、その夜に石工の夢枕に立ち良材の場所を伝えたことから、この石に阿弥陀如来を奉ることになったのだそうです。

諏訪大社春宮からすぐ、舗装されていない農道を進んでいった先という場所にありながらも多くの人を惹きつけて止まない「万治の石仏」。
その理由は、ユニークな風体はもちろん、庶民に優しい仏像だからなのかもしれません。


■万治の石仏
住所:長野県下諏訪町東山田
料金:見学自由
アクセス:JR下諏訪駅から町循環バスあざみ号萩倉方面行きで6分、宮の上下車、徒歩5分
HP:なし

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