一流の料理人を目指すが、材料の魚を釣りたくて、狩人になって大冒険
ちなみにキリタチ山の頂上では、レイトウマグロも釣れます。レイトウマグロが釣れるって変ですけど、でも釣れます
主人公が最初にいる街、クルブルグの中でも釣りはできますが、そのうち腕もあがってくると珍しい魚が欲しくなって、山で釣りをしてみようと思いつきました。山に登るとなるとモンスターも強いのがいますから、釣り人のままでは大変なので、さらに狩人を選択。ライフをチェンジしても、そのライフで得たスキルは一部を除いて使うことができます、というわけで狩人ですが釣りもできます。
ペットの愛犬ミサイル(ペットに名前をつけて飼うことができるのです)を連れてキリタチ山という山をのぼると、案の定次から次に出てくるモンスター。ミサイルを突っ込ませて後ろから矢でチクチクと攻撃。NPCキャラクターとパーティーを組んでライフに応じた戦術をとって戦うのもファンタジーライフの楽しいところです。やっとこ山頂までたどり着くと、そこには氷の張った池にぽっかり穴が。これは、と思って糸を垂れれば、やっぱり、ワカサギが釣れました。
これを持ち帰って、ワカサギスープに。自分で冒険して釣った魚を料理した一品に大満足。ついでに道中、羊のモンスターを倒せば羊毛がとれたり、道端のたんぽぽからはたんぽぽわたがとれたりと、裁縫に使えそうな材料が大分たまっていたので、今度は裁縫師に。自分の装備を自分で作れば愛着も湧いてきます。そうやって色んなライフに手を出していくと、時間がいくらあっても足りません。こういう遊びとは別に、本編のストーリーがあるんですからね。
どうぶつの森よりは、MOTHERファンに勧めたい
冒険をして、材料をとってきて、それを料理して、出来た品をお弁当にしてまた冒険するんです
例えば、お城の兵士に話しかけると「こんにちは! よいウロウロ歩きを!」なんて言われます。ちょっとニヤッとします。ガイドのお気に入りはある国の家具屋のお姉さん。話しかけると「シャル・ウイ・タンス?」続けて「ベットは別途お見積もりいたします。」帰ろうとすると「ソファー問屋が卸さない。」そしてダジャレを言った後は毎回「ご ごめんなさい。いまのは なかったことにしてください。」と謝ってくるんです。謝るのにまた言っちゃってまた謝る、これがどうにも可愛らしい。帰り際に「これに懲りずに またいらしてくださいね。」なんて言われると、またいらしちゃおうと思ってしまいます。
なんでMOTHERに似ているのかというと、MOTHERの開発にシナリオなどで参加していた戸田昭吾さんという方がファンタジーライフの開発にも関わっているということなのです。MOTHERに出てくるような、みんなちょっとずつ個性があって楽しい人達、といって必ずしもいい人ばかりというわけではなく、中には威張りんぼうや、わからず屋や、ズルいのや弱虫なのもいるけれど、どうしても嫌いになれない住民のいる、ゆかいな世界を自由に旅して自分のライフを楽しむオープンワールドRPG。これってすごく素敵じゃないですか? 実際、本当に素敵なんです。
オープンワールドの部分を強調してご説明してきましたが、本編の物語もすごく素敵なんです。