通販・ネットショッピングの活用法/通販・ネットショッピングの基本テクニック

初めて海外通販サイトで買い物をするときに知りたい10のポイント

海外サイトの通販で日本にない商品購入に挑戦してみたいけど、買い方や送料、支払い方法、住所の登録、関税はいくらかかるのか……など、初めはちょっと心配なもの。初めての海外サイトのネットショッピングで知っておきたい10のポイントをお伝えします。

遠藤 奈美子

執筆者:遠藤 奈美子

通販・ネットショッピングの活用法ガイド

海外の通販サイトでネットショッピング!押さえておきたいポイント

海外サイトの通販 購入方法・送料・支払い方法・住所の登録・関税などの注意とポイント

海外通販で日本にいながら海外旅行気分が味わえます


海外通販とは、海外のネットショップで購入した商品を日本に送ってもらうことで、個人輸入とも呼ばれます。インターネットには国境がないため、日本にいながら世界中から買い物することができるようになりました。日本では売っていない商品が買える、為替レートや物価の違いで日本より安く買えるといったメリットがあり、特に円高の時には海外通販の人気が高まります。
挑戦してみたいけど、言葉や文化の違いで正しく注文できるかどうか、ちゃんと届くかどうか、はじめは少し心配なもの。初めての海外通販で知っておきたい10のポイントをお伝えします。

<海外ネット通販での買い物ポイント目次>  

海外通販サイトでの買い方 ポイント1:住所は半角ローマ字で

海外通販の最初のハードルとして、言葉の問題があります。送り先の住所を記入する際には、注文する国の言語に関わらずローマ字で入力しましょう。全角は文字化けしてしまう可能性が高いので、必ず半角英数で。アメリカなど日本と住所表記が反対で番地から記入する国も多いですが、あまり書き方を気にする必要はありません。一番重要なのは『JAPAN』です。日本国内にさえ到着すれば、あとは日本の配達員さんが分かるように記入すれば良いのです。
 

ポイント2:支払方法はクレジットカード、paypalもおすすめ

海外通販での一般的な支払方法はクレジットカード決済です。日本のショップと決済方法は同じなので、言葉の違いも心配ありません。海外ショップに直接カード情報を送るのが不安な方は、世界各国のショップで使われているPayPalの利用がお勧めです。インターネット上でPayPalが決済を代行してくれるため、ショップ側にクレジットカード情報を知られることなくお買い物できます。
 

ポイント3:サイズ表記は国によって違うので注意

洋服や靴、指輪などサイズのある商品は、国によってサイズ表記が違うため注意が必要です。同じSML表記でも作りの大きさが違うことがありますので、サイズ表示対応表などを事前にチェックしておきましょう。電化製品を購入する場合には、電圧や周波数、コンセントプラグの形状の違いを確かめておく必要があります。DVDやゲームソフトなど、利用する国や地域を指定したリージョンコードが設定されている商品は、購入しても再生できない機器がありますので要注意です。
 

ポイント4:海外ネット通販の送料は表示される金額を必ず確認

海外からの送料は、配送方法や貨物の重量によって変わります。配送方法は、国際スピード郵便(EMS)国際書留郵便などの国際郵便と、FedExDHLなどの国際宅急便が主流です。アメリカからの国際書留郵便で重量の軽い商品であれば、送料は15ドル前後です。国際宅急便で重い商品を送る場合の送料は100ドルを超え、商品代金より高くつくこともあります。注文カートで表示される送料を必ず確認するようにしましょう。
 

ポイント5:納期はクリスマスなどの休暇時期にも注意

アメリカからの国際書留郵便の場合、発送されてから受け取るまで通常2週間前後かかります。国際宅急便を使用した場合には、最短で3日から1週間程度で届くこともあります。海外からの輸送は、複数の経由地を通る間に荷物が紛失してしまう可能性がどうしても高くなりますので、荷物の追跡が可能な配送方法を選ぶと安心です。クリスマスやお正月などの休暇時期は、貨物の量が増えて混み合ったり、税関窓口が閉まったりすることで通常より時間がかかることも知っておくと良いでしょう。
 

ポイント6:梱包は?壊れやすいものは避けた方が〇

壊れやすい物の購入は避けた方が良いでしょう

壊れやすい物の購入は避けた方が良いでしょう

海外では、日本のショップのような丁寧な梱包はあまり主流ではありません。箱の中で商品がぐちゃぐちゃになったり、外箱がつぶれて届くことも。輸送される間に雑に取り扱われることも多いため、壊れやすい物の購入は避けた方が良いかもしれません。
 

ポイント7:海外サイト通販における規制……まとめ買いには注意

海外から日本への輸入が禁止されていたり、輸入できる数量が制限されているものがあります。麻薬や爆発物などはもちろん輸入禁止ですが、可燃物など航空貨物での取り扱いができない航空危険物や、医薬品、医療機器、化粧品など個人で使用することを条件として、定められた数量内で輸入が認められているものがあります。医薬品は1か月分以内、化粧品は標準サイズで1品目24個以内などと決められていますので、まとめ買いは注意が必要です。
 

ポイント8:ブランド品の偽物商品に気を付けましょう

ブランド品を購入する際には、偽物を取り扱っているショップに騙されないようにしましょう。偽ブランド品も輸入が禁止されていますので、税関で偽物と判断された場合には没収されてしまいます。偽物を取り扱うショップには日本人をターゲットにしたものも多く、海外ショップなのに日本語表記しかない場合や、価格が安すぎる場合には気を付けた方がよいでしょう。
 

ポイント9:海外サイト通販の税金(関税・消費税)

海外通販で購入した商品を輸入する際に、日本の税関でかかる税金として関税と消費税があります。課税対象額が1万円以下なら、関税と消費税の支払いが免除されます。個人輸入の課税対象は、一般的に商品価格の60%が1万円以下の場合とされているため、購入金額が日本円換算で1万6666円以下なら、関税も消費税もかからないと考えてよいでしょう。購入金額が1万6666円を超える場合には、国内で買い物するときと同じ8%の消費税がかかります。

関税は品目によって税率が決められています。化粧品など関税が免除されている品目や、革製の靴など30%の関税がかかる品目もありますので、税関のホームページで確認しましょう。関税は、税関で通関業者が立て替えて支払いますので、私たちは配送業者に立て替えてくれた金額を支払うことになります。配達時に荷物と引き換えに支払う場合と、後日請求書が送られてくる場合がありますので、身に覚えがない請求が来たと驚かないようにしましょう。関税が発生する場合には、ひとつの荷物につき200円の通関手数料がかかります。
 

ポイント10:海外サイト通販のトラブル相談先

海外通販の利用者が増えて、注文した商品が届かない、偽物や粗悪品が届いたといったトラブルも増えています。国民生活センター越境消費者センターでは、インターネットや店頭での海外ショッピングに関するトラブル相談を受け付け、海外の機関と連携して事業者に連絡を取ってトラブル解決の手伝いをしてくれます。

初めてで心配な場合には、アメリカのアマゾンなど大手のショップは日本と同じシステムで購入できるので安心です。注文や受け取りを代わりに行ってくれる輸入代行業者もたくさんあります。

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