早期教育・幼児教育/早期教育

早期教育を始める前の5つの心得

早期教育・幼児教育を始める前に、親として認識しておきたい5つの心得があります。子供のために、今、何をしたら良いのでしょうか。ここではその心得をご紹介しましょう。

小林 サラ

執筆者:小林 サラ

早期教育・幼児教育ガイド

早期教育・幼児教育を始めるために、子供だけでなく、両親も同じく学ばないといけないことが出てきます。「親の心子知らず」ということわざがありますが、その逆「子供の心親知らず」。子供は親を見て育つので、早期教育・幼児教育をする前に、親がその環境を理解し、作り上げる必要があるようです。

1.みんな違ってみんないい(金子みすゞ)         

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両親で話したい5つの心得

我が子を他の子と比較しない。子供一人ひとりに、得手不得手があります。成長時期も全く違うので、小さな目の前のコミュニティにいる他の子との比較で一喜一憂するのではなく、これからの世界を支える1人になるんだ、くらいの気持ちで、おおらかに見守りましょう。

2.個性を発見する               

その子にしかない個性が必ずあります。その芽は、そこほこに出てくることでしょう。両親は、できないことよりも、子供が興味をもっていることを観察し、励まし、広げる環境を提供してあげましょう。子供の芽を逃さずに見つけて、水を与えることが大事です。なぜなら子供は、楽しくなければすぐに飽きてしまいます。

3.子供は両親の鏡

子供は思春期(自立期)までは思考も行動も脳の使い方も、両親をまねて育っていきます。嫉妬したり、羨ましがったり、人のせいにしていないでしょうか。人の気持ちを大切にしたり、感謝したり、道徳的に正しいことを選び暮らせているでしょうか。育児は親自身が、自問自答することで改善できるヒントが沢山あります。

4.目標(マイルストーン)ならOK。幼稚園小学校受験を最終ゴールにしない

白熱するあまりに、ゴールを取り違えてしまうことがあります。最初はわかっていたはずなのに、いざ始めると、比較したり、羨ましがったり、自慢したり。やってはいけないと思えば思うほど、やってしまうことがあります。そんな時は、何のために早期教育・幼児教育を始めたのかを思いだしましょう。

それは『子供の将来の可能性を広げるため』。両親が熱心になったり、一所懸命にむきあうことは、時にとても大事なことです。でも、今、結果を出すことだけが目的ではありません。子供の人生は、子供が主人公で、子供が作っていきます。その素地を広げておくことの通過点として、受験をとらえることで、視野が広がります。


5.自立できる人に

解説画像記事1-2

自分で考え自分で工夫し行動する人に

早期教育・幼児教育というと、脳の開発、天才教育、芸ごとのように勉強ができる、運動ができるという目先の結果を思い浮かべてしまいやすいのですが、これはビジネス化しやすいので、こういったうたい文句が使われる傾向にあります。もちろん、脳、体、心への刺激は大事ですので、これはこれで手段として、おさえておきたいものです。

その上で、将来の社会で稼げる人になるための素地は小さなころから育みましょう。言われたことをこなすのではなく『自分で考え、工夫し、行動できる』こと。『自分のことは、自分でできるようにする』こと。これを意識しながら、脳・体・心に刺激を与えるのと、与えないのでは、結果が大きく違ってきます。


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抱え込まずに。育児の協力者を増やしましょう

いかがでしょうか。早期教育・幼児教育をはじめようと思ったら、まずはこれら5つのポイントをヒントにして、夫婦で話しあったり、家庭ごとの考えをみつける時間をぜひ作ってみてください。正解は一つではありません。

そして、どうか両親がそれぞれで抱え込むようなことのないように注意しあいましょう。バランスを欠いた中で育児をすると、親の育児ノイローゼやうつだけでなく、後々子供へ負担をかけることになってしまいます。祖父母などにも、適宜状況を共有するなどしながら、協力者を増やしていきましょう。できるだけ多くの方が関わって育児することは、子供にとっても大変良い環境となります。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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