柚子のハンドクリームの作り方
柚子のハンドクリーム
ゆずにも色々。今回は本柚子(中くらいの大きさ)を使いました。
以前ガイドがご紹介した「ゆず種の化粧水」は、種にたっぷり含まれるペクチンがふつうの水やお酒を保湿効果たっぷりの化粧水に変身させる自然の恵。今回はそこへ、さらに保湿力を高める「蜜ろう」を加えてハンドクリームを作ります。
柚子のハンドクリームレシピ
【 準備するもの 】『ゆず種の化粧水』
- ゆず1個分の種
- (A)日本酒か焼酎 (※1) ゆず種の10倍重量 または水(ゆず種の3倍重量)
- 密閉容器
★注意★ゆずなどかんきつ類には「光毒性」といわれる成分が含まれていて、お肌につけた部分をすぐに紫外線に当てると、人により皮膚が赤くなる等の影響があるケースも。クリームを塗って2時間ほどはその部分を直射日光に当てないようにしてくださいね。
- スイートアーモンド油: 30ml
- 蜜ろう: 5g
- ゆず種の化粧水: 10ml
- 精油(=エッセンシャルオイル): YUZU(柚子)8滴+フランキンセンス2滴(お好きな精油を計10滴でもok)
- 器具類 [ 鍋、水、耐熱ヘラ、耐熱性ガラスボウル等、量り ]
- 遮光の容器(50ml)
【 作り方 】
1個のゆずからちょっとびっくりするくらいの種がとれます
2~3日もすると水分が柚子種のペクチンでとろ~りとしてきます。化粧水としてなら、その頃からもう使えます。
ゆず種化粧水のできあがり
☆「おばあちゃんの知恵」的には、このままさらに2~3週間ねかせたものをハンドケアに使いますが、今回はアロマ的要素を盛り込んで、1週間ほどねかせたものをハンドクリームにしていきます。
スイートアーモンドオイルをビーカーに入れてから蜜蝋を計量するとよいですよ
また、別のビーカーにゆず種化粧水を計量して入れる
今日はミニホットプレートで二つ同時に。
とろ~りとしたゆず種化粧水を加えます
白いクリーム状になってきたら精油を入れる
(精油の香りが飛んでしまわないように温度が下がってから混ぜます)
柚子の香りと日本酒の香りがあわさっていい感じ
作った日付や使った精油を書いたシールを貼っておくと、消費する期限の目安や次回使う精油の参考になるのでおすすめです。
さてお気に入りのハンドクリームができました!
これをたっぷり手に塗りこんでよい香りに癒されたら、さらなる効果とおもてなし準備。3つのツボをおさえた来客対応の手袋掃除をしましょう。
来客対応!手袋掃除のツボ
今度は美と家事のコラボです!お客様に見られて恥ずかしくないよう、まずは手のケアから入り、上から軍手をつけて掃除の準備をしましょう。【 使用するもの 】
ゆずハンドクリーム、ハンドケア用布手袋or使い捨てポリエチレン手袋、軍手
前頁のゆずハンドクリームを手に塗りこんで、ハンドケア用の布手袋か、使い捨てポリエチレン手袋(薄いもの)を着用し、その上から軍手をします。
来客前掃除のツボ
さぁ来客!時間もあまりない!という時、どこを掃除しますか?失敗しがちなのは、散らかった部屋の整理収納を1から始めてしまうがために、片づけだけに時間をとられ、来客目線の対策ができずに終わっているパターン。ではガイド流「来客掃除」のツボはどこかといえば、
(1)来客動線のシミュレーションと簡単掃除
(2)艶と光と演出の仕上げ
(3)直線30分はひと呼吸する時間
この3点に尽きると言っても過言ではありません。時間割としては、今から来客時間の30分前までの時間の半分を(1)に、残り半分を(2)に当てます。 効率的に仕上げるために軍手を駆使して、お客様が「きれい!」思ってくれる家に即効変身させましょう。
最後の30分は自分のためにコーヒーや紅茶でも淹れてリラックスし、計画どうりに済ませたかをチェックし、心身を休ませて本番のおもてなしに備えます。
来客動線のシミュレーションと簡単掃除
来客前の忙しい時にはまず、お客様がどこを通ってどこに座ってどこを見るかをシミュレーションし、ポイントを絞ります。例えば、お客様は、チャイムを鳴らしてドアノブを開けて…という順番でわが家に入り、玄関、廊下などを通ってリビングや客間の椅子(座布団?)に座りますね。そこが来客動線。座った時のお客様の視界に入る場所も大切です。このほか、トイレを使用される方が多いので、トイレや手洗いボウル、そこへいくまでの道筋も要チェック。
場所を特定できたら、ざっと掃除をしますが、片づけは「とりあえず」で。まずはハンドクリームを手に塗りこみ、べたつくようならケア用手袋をして、出ている物をお客様が見えない場所にまとめて隠すなど(後でちゃんと片づけてね!)簡単に片づけ、棚や床を雑巾やモップ類、掃除機でざざっと掃除します。玄関を掃くのも忘れずにね。
基本的に人は、ソファや棚など家具の上に物が極力無い方が「きれい」と感じます。視界に入る壁も、学校関係の書類や雑用メモなど生活感満載な「貼り物」がない方がベター。のけられないなら縁付きのボードにまとめると、雑とした感じが薄れます。
艶と光と演出の仕上げ
次は人の習性を計算した仕上げです。布手袋または使い捨てポリ手袋の上から軍手をつけ、ポイントを磨いていきます。順番は、高い場所から低い場所へ。以下のポイントを押さえて順番を決め、最後に土間まわりを拭いたら軍手は捨ててもいいくらい汚れているはずです。艶と光というのは、「拭けば艶が出る」「磨けばピカと光る」場所。ハウスクリーニング業者なら常識の、印象upのツボです。例えば玄関や部屋のドアノブ、フローリングの床、テレビやパソコンのスクリーン、飾り棚のガラス面など。玄関土間と外の境目にある段差部分や、トイレや洗面にあるパイプ・蛇口・水栓など金属部分、窓枠も、光らせていると、いらした人は意識していなくても何となく「きれい」と感じるというから不思議です。
ここまでできたら手袋をはずして演出へ。手に汗がびっしょりならもう一度洗ってケアしてくださいね。
演出というのは、難しいデザインを考えるのではなく、見せるものや香りをコントロールしてしまいましょうということ。
例えば、お客様が玄関に一歩入ったときや席に座ったとき、目がいく範囲内にお花や自分のお気に入りの物を飾っておけば、印象がupするとともに、話題にも困らない上、ムダにあちこちチェックされずに済む(!)というもの。また、アロマなどリラックスできる香りを焚いたり消臭をきちんとしたり。特に玄関は見た目以上に「臭い」が印象を左右する場所です。
一息ついて本番へ
最後の30分は休憩と見直しタイム。お客様がいらした時にまだ髪をふり乱し、汗だくなままでは、訪問した方も恐縮してしまうし、自分もはずかしいですからね。好きな飲み物で心身を休めながら、来客動線をもう一度チェックし、気づいたことがあれば修正すれば終わり。お茶の準備をゆるりとしながらBGMでも選んで、お待ちすることにしましょう。
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