四字熟語を子どもの名前にしてもいい? 名付け例も紹介

四字熟語を子どもの名前にしてもいい

赤ちゃんの名前そのものが気にいってつけることが大事です

Q 一騎当千(千人の武将も一人で倒す)という四字熟語の文字を使って名づけたいと思います。子どもにそのように育って欲しいとの願いを込めて四字熟語を使うのはどうでしょうか?
 四字熟語を使う名づけもあり、一騎当千からたとえば一騎(かずき)という名前にする、という発想そのものはいけないということはありません。ただし「こういう子になってほしい」という願いをこめる名づけは、結果がちがったときに裏切られた感じになる恐れはあります。やはり名前そのものが気にいってつけることが大事です。そのほか参考までに四字熟語を使った名づけの例をあげてみます。

一行三昧=いちぎょうざんまい(修行に没頭する)→ 一行(かずゆき)
一言之信=いちげんのしん(言ったことは守る)→ 一之(かずゆき)
一日千秋=いちじつせんしゅう(とても待ち遠しい)→千秋(ちあき)
一汁一菜=いちじゅういっさい(質素な食事)→ 一菜(かずな)
一望千里=いちぼうせんり(見晴らしがいい)→ 千里(ちさと)
一目十行=いちもくじゅうぎょう(文を読むのが早い)→ 一行(かずゆき)
一視同仁=いっしどうじん(すべての人を平等にあつかう)→ 一仁(かずひと)
一瀉千里=いっしゃせんり(ものごとが早く進む)→ 千里(ちさと)
英雄豪傑=えいゆうごうけつ(才能、武勇の優れた人)→ 英雄(ひでお)・英豪(ひでたけ)
温厚篤実=おんこうとくじつ(心が安らかで誠実である)→ 温実(はるみ)・篤実(あつみ)
寛仁大度=かんじんたいど(気持ちが大きい)→ 寛仁(ひろひと)・寛大(かんだい)
気宇壮大=きうそうだい(気持ちが大きく立派)→ 壮大(たけひろ・そうだい)
桂林一枝=けいりんいっし(官吏の道を歩みはじめる)→ 桂一(けいいち)  
剛毅果断=ごうきかだん(意思が強く決断力がある)→ 剛毅(ごうき)
剛毅木訥=ごうきぼくとつ(意志が強く飾り気がない)→ 剛毅(ごうき)
公平無私=こうへいむし(判断に私情を交えず片寄らない)→ 公平(こうへい)
公明正大=こうめいせいだい(隠し事をせず立派である)→ 公大(こうだい)
梧桐一葉=ごとういちよう(小さい事で大きな変化を知る)→ 一葉(かずは)
三千世界=さんぜんせかい(はてしなく広大な世界)→ 三千世(みちよ)
子建八斗=しけんはっと(詩の天才)→ 建斗(けんと)
春宵一刻=しゅんしょういっこく(心地よく貴重な時間帯)→ 春一(しゅんいち)
順風満帆=じゅんぷうまんぱん(順調に進む)→ 満帆(みつほ)
真実一路=しんじついちろ(偽りがない)→ 真実(まみ)・真一(しんいち)
切磋琢磨=せっさたくま(競争、激励をしあって励む)→ 琢磨(たくま)
千秋万歳=せんしゅうばんざい(永く生きる)→千秋(ちあき)・千歳(ちとせ)
前程万里=ぜんていばんり(前途に大きな可能性がある)→ 万里(まり)
千里同風=せんりどうふう(世の中が平和)→ 千里(ちさと)
大願成就=たいがんじょうじゅ(大きな願いがかなう)→ 大成(たいせい)
大器晩成=たいきばんせい(大人物は永い年月の後に大成する)→ 大器(たいき)・大成(たいせい)
泰山北斗=たいざんほくと(優れた才能の人)→ 泰斗(たいと)・北斗(ほくと)
知行合一=ちぎょうごういつ(知った事を行動にあらわす)→ 知行(ともゆき)・知一(ともかず)
天下泰平=てんかたいへい(世の中が平和)→ 泰平(たいへい)
博学篤志=はくがくとくし(多くの事を広く学ぶ)→ 博志(ひろし)・篤志(あつし)
百世不磨=ひゃくせいふま(いつまでも消滅しない)→ 百世(ももよ)
百花斉放=ひゃっかせいほう(多くの花がいっせいに咲く)→ 百花(ももか)
百花繚乱=ひゃっかりょうらん(優れた人がたくさんいる)→ 百花(ももか)
武運長久=ぶうんちょうきゅう(いつまでも元気で活躍する)→ 武久(たけひさ)
文人墨客=ぶんじんぼっかく(文学や芸術に関わる人)→ 文人(ふみと)
鵬程万里=ほうていばんり(前途が大きく開けている)→ 万里(まり)
和洋折衷=わようせっちゅう(和風と洋風を備える)→ 和洋(かずひろ)
 

兄弟姉妹で四字熟語の名前にするのは避ける

「兄弟仲良くなるように」と願って、兄弟姉妹で熟語になるような名づけがされることもあります。たとえば健康という二字熟語を使って兄弟に「健太」「康太」と名づけたり、四字熟語を半分にして公明(こうめい)、正大(せいだい・まさひろ)などと名づけるやり方です。他人に説明すれば面白いし、注目されるかもしれませんが、ただこういう名づけは注意が必要です。もし親の無意識の中に「兄弟が離れることにならないか」という不安があった場合、結果として本当に離れてしまうことがよく起きます。もちろん無意識ですので親自身には自覚がありませんから、こういう名づけはしないほうが無難であるといえます。

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