ビーズ/ビーズの知識とテクニック

テグスをまっすぐに伸ばす方法は?丸まりやねじれ等の癖を伸ばすには

美しいビーズアクセサリー作りに欠かせない「テグスをまっすぐにする」下準備。テグスの丸まり・ねじれを伸ばす作業を下準備でやるとやらないとでは、仕上がりに大きな差が出ます。自分に合う方法で、作品をよりグレードアップさせましょう!

岡野 陽子

執筆者:岡野 陽子

ビーズアクセサリーガイド

テグスをまっすぐに伸ばす下準備!ビーズ作品をグレードアップ

テグスのねじれ・丸まり まっすぐ伸ばすには?

テグスにはこんな「巻き癖」が……。ねじれ・丸まりを伸ばすことでビーズ作品の仕上がりがグレードアップします

ビーズアクセサリー作りを始める前にかかせないのが、テグスの「巻き癖」をとる作業。このテグスを伸ばす下準備をしっかりと行うか否かで、作業効率にも仕上がりにも差が出ます。

テグスのねじれや丸まりの癖をとる方法はいくつかあるので、それぞれのやり方と、特徴をご紹介します。
 

<目次>
 

テグスをまっすぐにする際の持ち方コツ

テグスを伸ばす際の持ち方

テグスをぴんと張るときは力を入れ過ぎないように

テグスを適当な長さにカットし、端から30~60cmの位置を図のように両手で持って、ぴんと張ります。まっすぐに伸ばした部分を熱源に当ててください。

持つ位置を少しずつずらしながら、全体の癖を取ります。
 

テグスをまっすぐに伸ばす方法1:ドライヤーの熱風をあてる

ビーズアクセサリーテグスの伸ばし方

カールタイプもブラシを外して使えます

テグスを適当な長さに切り、端からぴんと貼った状態で、スイッチを入れたドライヤーの噴出し口付近をゆっくりと通過させます。一度できれいに伸びない時は何度が往復させてください。

ちょっと行儀が悪いですが、足でドライヤーを挟んで固定すると、作業がしやすいですよ。

万が一あてすぎてもテグスが極端に変形することは少ないので、初心者の方にもおすすめです。
 

テグスをまっすぐに伸ばす方法2:蒸気をあてる

ヤカンや鍋、ポットなどでお湯を沸かして、テグスをぴんと張り、立ち上る湯気の中をゆっくりと通過させます。沸騰したままのお湯では温度が高すぎて危険なので、必ず火を止めてから行ってください。

広口の鍋を使うと、一度の通過で伸ばせるテグスの長さが増すので、作業効率がアップします。
 

テグスをまっすぐに伸ばす方法3:おもりをつける

ビーズアクセサリーテグスの伸ばし方

おもりはダブルクリップなどでもOK

適当な長さに切ったテグスの端に洗濯バサミなどをつけ、高いところから吊り下げます。洗濯用のハンガーから吊るしてもOK。

一晩も置けばまっすぐになりますが、テグスの種類や太さによって異なるので、様子を見ながら行なってください。

時間のあるときや、熱を使うのが不安な方におすすめです。

 

 

テグスをまっすぐに伸ばす方法 その他

なお、積極的にオススメはしませんが、こんな方法もあります。

■コンロの火にかざす
ごく弱火にした炎の30cmほど上にぴんと張ったテグスをかざし、素早く左右に往復させる方法です。火との距離が近すぎるとあっという間に変形してしまうのでちょっとリスキーですが、非常に手軽でドライヤーよりも早く伸ばせるので、急いでいるときにガイドはよく使う手です……。くれぐれも火の扱いにはご注意を!


■お湯に浸ける

ビーズアクセサリーテグスの伸ばし方

手芸用テグスの殆どはナイロン製

熱めのお湯にくぐらせて癖をとるやり方です。手芸用テグスの主な素材であるナイロンには吸水性があるので、水分を含むと強度が下がったり、切れやすくなったりする可能性があります。

ごく短時間ならば問題ないかもしれませんが、ナイロンテグスを用いるときには、避けたほうが良いと思われます。
 

いかがでしたか? これ以外の方法を知っている方がいらっしゃいましたら、ぜひガイドにも教えて下さいね!
 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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