理学療法士/理学療法士になるための勉強法・養成校

理学療法士になるための養成校選び(2)(2ページ目)

養成校が持っている特色。養成校選びはポイントを押さえて、自分のライフスタイルに合わせ吟味していきましょう。

野田 卓也

執筆者:野田 卓也

理学療法士試験ガイド


どの養成校を選ぶか悩んでいる方へ

悩み

養成校選びのポイントは…?

ここまで、各養成校の違いをご案内してきましたが、
将来を考える上で、どう選ぶべきなのか?
養成校を選ぶときのポイントを私なりに挙げましたので
ご紹介いたします。

養成校選び6つのポイント

1.学費面
安ければよいとはいいきれないですが、一定の金銭的余裕があることで、
アルバイトの日数などを少なくでき、生活だけでなく勉強にも余裕ができやすくなります。
また、奨学金を利用するにしても借りる額を少なくした方が、将来的にも安心できます。

2.地理条件
学費面と共通しますが、自宅から近いほど金銭負担が少なくなりますし、
勉強時間も設けやすくなります。

3.入学試験の難易度
国立大学は倍率も高く、難易度も高いです。自分の学力と比較し、
合格の可能性をしっかり考えて選択する必要があります。

4.将来設計との一致
その養成校の卒業生はどんなところで働いているのか?
大学院への入学は可能なのか?
自分の行きたい方向性への窓口はあるのか?など、よく調べておくと良いでしょう。

5.学校の雰囲気
学校見学やオープンキャンパスなどで学校の雰囲気を体験します。
特に教員の人柄というものにふれるのが重要ですが、
そういった場で悪い雰囲気を出す人はいません。
むしろ在校生とコミュニケーションをとって、
どんな学校生活か確認してみるのが良いと思います。

6.国家試験合格率
国家試験の合格率は、養成校選びで重要視される方が多いと思います。
しかし、理解しておきたいこととして、
合格率の高い養成校は必然的に課題が多かったり、
学内の定期試験や卒業試験などの難易度が高かったり、
また、いわいる赤点に対する対応もシビアであったりすることもあります。
養成校に通う目的は国家試験合格ですので、当然といえば当然の話ですが、
生活に合わせ自分のペースで勉強をしていきたい方にとっては
難しいところもあるかもしれません。

どの養成校でもやる気次第

勉強

スタートラインは同じですが、入ってからの努力で差が出ます。


よく理学療法士になりたいけど理系じゃないと難しいですよね?と、いった話や
社会人からの入学で、現役時代の成績もそんなに良くなかったので、
勉強についていけるのか不安です。
と、いったことを聞きますが、全く関係ありません。
過去の学力ではなく、養成校に入れば同じスタートラインから学びます。
日々の時間を大切に、入学直後から少しでも予習復習をする習慣をつければ、
必ず結果はついてきます。



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