解決3 紫外線カット
夏に限らず、日々の紫外線ダメージは肌に蓄積していきます
紫外線は角質肥厚の原因のひとつなので、やはり日々の生活のなかで日焼け止めなどを味方につけ、紫外線をしっかり防ぐことが大切です。日常的には紫外線を防ぐ効果が、SPF30、PA++程度のものを選ぶと安心です。
紫外線がもっとも強い季節は夏、時間帯は午前10時から午後2時くらいまで。でも、それ以外でももちろん油断はできません。たとえば、冬のお昼くらいの紫外線は、夏の朝くらいの紫外線と同程度というデータがあります。たとえ冬でも毎日浴びていたら、紫外線ダメージが肌にどんどん蓄積してしまうのも当然のことなのです。
また、日焼け止めを塗ったら、クレンジングを使うことも忘れないで。日焼け止めは肌への密着性を高めた製品が多いのです。とくにUVカット効果が高いものやウォータープルーフ機能に優れたタイプは、一般的な洗顔料では完全に落としきれないことも珍しくありません。顔に日焼け止めが残ったままだと、肌に負担がかかって毛穴トラブルやニキビに発展したり、角質肥厚を誘引する危険性が高くなります。ファンデーションなどメイクをしていなくても、日焼け止めを完璧にオフするために、メイク落としを使うのがおすすめというわけです。
UVケアのコツ
・夏でなくても、毎日日焼け止めを使う
・日常生活ではUVカット効果がSPF30、PA++もあれば安心
・強力な日焼け止めを使った日はクレンジングでしっかりオフ
解決4 生活習慣の見直し
まずは食事。美肌に効果的と言われているビタミン類のなかでも、肌の新陳代謝に大きくや関与しているビタミンB群やAを積極的に摂ってみましょう。緑黄色野菜、レバー、うなぎなどがおすすめですが、食事で摂ることが難しければサプリメントの力を借りるのも賢い方法です。
また、ストレスや不規則な生活などを避けましょう。これらはホルモンバランスの乱れを招き、男性ホルモンを増やしてしまう可能性も。男性ホルモンは角質を厚くさせるという説があるのです。もちろん、ストレスも不規則な生活も、角質に限らず美肌の大敵。早寝早起きを心がけると同時に、ゆったりと半身浴したり、アロマテラピーを試してみたりと、リラックスタイムをつくるように意識してみましょう。
生活習慣のコツ
・バランスのいい食事を心がけ、とくに緑黄色野菜やレバーを食べる
・ビタミンB類やAのサプリメントの力に頼ってもOK
・早寝早起きや半身浴などを習慣づけてストレスを和らげる
これら4つの解決策は、不要な角質を溜め込まないための予防でもあり、溜め込んだときの対処法でもあります。そして、角質トラブルに限らず、美肌をキープするためにどれも不可欠なことばかり。ぜひ今すぐ実践しましょう。