コスチュームジュエリー/コスチュームジュエリーとは

コスチュームジュエリーとは?その歴史と特徴(2ページ目)

ココ・シャネルやミリアム・ハスケルに代表されるコスチュームジュエリーの歴史や特徴などをご紹介します。

執筆者:渡辺 マリ


コスチュームジュエリーの歴史

コスチュームジュエリーは、ハイソサエティのレディや高貴な奥様達のポストジュエリーとして、また一般市民の手の届くジュエリーとして展開されていきました。

それらは、始めはヴィクトリアン、アールヌーボー、アールデコなどの様式をふまえて、いかにもそれらしく作られていましたが、フランスのガブリエル・シャネル(通称 ココ・シャネル)、アメリカのミリアム・ハスケル達女性によってコスチュームジュエリーという独自の分野が確立したように思われます。

これまでは、ジュエリーデザイナーは男性の職業でしたが、女性の地位向上と共に女性の目を通して、女性を美しく見せるためのジュエリー製作がなされてきました。
これらを「デザイナーズC・J」と呼んでいます。

他にも男性では、彼女たち以前からコーンアンドローゼンバーガー(コロ)、また、同時期にトリファリ、クラスマン、フィッシュエル、ジョセフ・メイザー(ジョマーズ)、
マルセル・ブーシェなどの多数の作家たちが活躍し、現在のアクセサリーのベースを築きました。

コスチュームジュエリーというジャンル

コスチュームジュエリーというジャンルが形になってきたのは18世紀頃から。

特権階級の人々が戸外へ遊びに出たり、ふだん室内でくつろぐ時に装うものに宝石は使用せず、精巧にできたイミテーションを身につけるようになったのでしょう。

どれだけ本物に近くできているかも競う楽しみになっていたことでしょう。

そして、20世紀に入り、ガブリエル・シャネル(通称:ココ・シャネル)がシンプルなドレスに似合うアクセサリーとして、さらにミリアム・ハスケルが繊細なハンドワークを駆使して独自のすばらしいコスチュームジュエリーを製作して次第に一般の女性達の支持を得て今日に至っています。


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