期待どおりのディーゼル

インパネ

インパネはブラック基調のスポーティ系で、質感も高く、メーターの視認性も高い。大人っぽいデザインだ


7割超が選んでいるという直噴ディーゼルターボの走りは、CX-5と同様に分厚いトルクでグイグイと加速する。このトルクフルな走りは、高速ツーリングでも楽なはずだし、燃費もガソリンよりも上となると選びたくなるのがよく分かる。

しかも、オルガン式になったアクセルペダルのためそれなりに操作にメリハリが必要になるが、踏んだ分だけ、抜いた分だけリニアに反応する。当たり前だが日本車では少ない特性だ。

アテンザはディーゼルにMTも設定する。14.0の低圧縮比でも極低速域から扱いやすく、手抜きしたシフトチェンジも許容する。さらにATとMTでは、JC08モード燃費で2.4km/Lも後者が上回るメリットもある。

また、ディーゼル、ガソリンともに電気キャパシタを使った回生システムで、ほぼ同じ重量のCX-5よりも1割近くもアップしている。しかもタンク容量もアップしているから航続可能距離も伸びているはずだ。

2.5Lガソリンも秀逸な仕上がり

シート

写真のセダンのほうが若干だが、後席のフットスペースは広い。前後ともにシートサイズが大きいのは美点だろう


ガソリンはCX-5にもある2.0Lだけでなく、2.5Lも加わった。2.0Lガソリンも悪くはないもののやや線が細い。2.5Lはディーゼル車にパワーでは13ps上回っている旨みがある。回転フィールは軽快だし、フロントノーズが軽いからフットワークも良好だ。もちろん、音や振動はガソリンの方が当然ながら抑えられている。

フットワークといえば、ワゴンとセダンでは意外にも全長とホイールベースが長いセダンの方が小さく感じる。ボディの剛性感はもちろんセダンの方が一枚上手で、後席の乗り心地、広さともにセダンにアドバンテージがある。

タイヤサイズは19インチと17インチを用意。19インチはブリヂストンの「TURANZA(トランザ)」で、グリップは高いはずだがかなりゴツゴツしている。見た目とグリップではアリでも、個人的には17インチ装着車を選びたくなった。

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