レ・マルキ・ド・ラデュレ
2012年12月19日、パリ1区のヴァンドーム広場近くのカスティグリオーヌ通り14番地に、「レ・マルキ・ド・ラデュレ」第一号店がオープンしました。白いアーケードの奥に広がる華麗な内外装が、既にパリジャンの間でも話題を呼んでいるこのブランドこそ、1862年に創業し、サロン・ド・テの歴史を作ったとも言われるパリを代表する老舗パティスリー「ラデュレ」による、本格的なチョコレートコレクションライン「レ・マルキ・ド・ラデュレ」です。この「サロン・デュ・ショコラ2013」で、日本での初お披露目となります。ブランド名の「Les Marquis(レ・マルキ)」とは、“侯爵たち”のこと。その名の通り、ブランドロゴは、侯爵の横顔を描いた肖像となっています。“18世紀の洗練された侯爵たちの礼儀正しい訪問が21世紀に行われたら……”とそんなイメージで生まれたブランドです。
「ショコラ・マカロン」は、「ラデュレ」ならではの伝統の「マカロン」の技術や組み合わせの妙を活かした、チョコレートがけの小さなマカロンの4種類の詰め合わせです。チョコレート、ローズ、ピスタチオ、パッションフルーツのガナッシュ入りマカロンを、ダークチョコレートとミルクチョコレートでコーティングしています。侯爵の横顔が描かれたコフレは、従来の淡くやさしい「ラデュレ」のカラーリングとも印象が異なり、男性的でゴージャスな雰囲気。まさに、大切な人へのバレンタインの贈り物にぴったりです。
ブランドロゴにもなっている、「マルキ」(侯爵)の横顔のカメオを施した「キャメ・マルキ」と、美しい「マルキーズ」(侯爵夫人)の横顔のカメオを施した「キャメ・マルキーズ」のシリーズも、エレガントな見た目と洗練された味が楽しめます。
「マルキ」の方は、ブルーにゴールドモチーフを散りばめたコフレ入り。クリの花の蜜入りのとろけるようなダークとミルクのチョコレートガナッシュ入りと、ラム酒が香るダークチョコレートのガナッシュ入りの2つの味です。
一方、「マルキーズ」の方は、ローズカラーにゴールドモチーフを散りばめたコフレ入り。カメオのダークチョコレートの中に、「ラデュレ」のローズティー入りアイボリーガナッシュが閉じ込められた一枚は、美しいバラ色のガナッシュからほんのりローズが香る、ロマンチックなショコラです。もう一種類の味は、ヴィオレット(スミレ)の香りのガナッシュ入りとなっています。
他にも、「アンコンパラーブル(比類なき)」という名が冠された小さなトリュフシリーズなどが登場します。これらのショコラは、「サロン・デュ・ショコラ」終了後、1月30日からは「ラデュレ」全店にて展開される予定です。
続くページでは、フランスの国家最高職人賞である「M.O.F.」を取得したばかりで、南仏から日本初上陸するブランドをご紹介します。