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ロサンゼルスのLED照明事情(2ページ目)

アメリカは、日本や中国、韓国などのアジアに比べてLEDの普及率が低いと言われています。今回は、ロサンゼルスの住宅、公共空間、店舗の照明事情を調査し、アメリカでの一部の現状をご紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

公共的空間はLED化が進む 

ハリウッド地区の道路照明

写真3.ハリウッドのLEDによる道路照明

ロサンゼルスでLEDが多く見れたのは路線バスの車内照明と道路照明です。いずれも昼白色の白い光が使われていますが、おそらく温暖な地中海性気候(郊外は砂漠気候)に関連しているのかも知れません。

しかし、バスの車内は日本と同じようにあまり明るくないせいか、少し寂しい印象でした。カリフォルニア州は、アメリカの中で一番車の多い州でもあり、一般の人々は日常自家用車で移動するので、路線バスは比較的所得の低い人の利用が中心のため、あまり雰囲気のことまで考えていないように感じました。

道路照明では、LEDの普及が進んでいるようです。(写真3)25年前のロサンゼルスの道路照明は高圧ナトリウム灯が多く、街が一望できるグリフィス天文台のある山に登ると一面オレンジ色の夜景が目に飛び込んできたことを記憶しています。今回も同じ場所で夜景を見ましたがLEDの白い光に変わりつつあることに驚きました。(写真4)
LAグリフィス天文台からの夜景

写真4.グリフィス天文台からの夜景

次のページでは「商業施設のLED照明化」についてご紹介します。

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