住宅照明はまだ白熱灯か蛍光灯が主流
写真1.ホームセンターのランプ売り場コーナー
滞在日数が4日間と短かかったため詳しく調べることはできませでしたが、ロサンゼルス在住の照明デザイナーの方に話を聞きながら、その実態の概略をまとめてみました。
まず、住宅照明ですがLEDはほとんど使われていないそうです。実際、大型ホームセンターのランプ売り場をのぞいてみましたが、白熱電球と蛍光ランプの陳列コーナーが広いのに対してLEDランプコーナはごく一部でした。しかも日本でよく売れている一般照明用の電球形LEDランプはほとんど販売されてなく、どちらかと言えば反射鏡付きの投光用かシャンデリア電球形LEDランプが主力でした。(写真1,2)
写真2.LEDランプの展示は一部
投光用LEDランプが売られているのは、投光用の白熱電球自体が高価で寿命が短いため、LEDに替える方が経済的であることと、アメリカの住宅は庭が広いため、樹木や庭を広く照明するためにLEDが優位に働くためと考えられます。またシャンデリア電球形LEDランプはシャンデリア器具自体、比較的高天井に吊り下げられるため、ランプが切れると交換が面倒なため、長寿命のLEDが受けいられている、と思われます。
次のページでは「公共的空間はLED化が進む」についてご紹介します。