全編ABBAの曲で構成された
ミュージカル「マンマ・ミーア!」
「マンマ・ミーア!」のように、先に曲があって、それをまとめて仕上げたミュージカルを、カタログミュージカルというそうですが、本当はABBAがこのミュージカルのために曲を作ったんでしょ? と思うほど、曲とストーリーが完全にマッチしています。「笑いが止まらないミュージカル」としてチョイスしたのですが、どちらかというと、「R-18的に笑いが止まらない」の意味です。特に英語版のほうが、その意味がわかりやすくなります。
というのも、ギリシアの小島で、母ひとりとなかよく暮らしてきた娘に、父親候補が3人いるとわかる時点で、かなり大人向けなのが想像できますよね。登場人物が、それだけ性に対して奔放だという設定が垣間見えます。もちろんR-18な場面はゼロですが、ようは、エッチな意味でニヤリとしてしまう「笑い」です。
それでも、心底「楽しい」気分の笑いが続いて、まぶしいほどのハッピーエンドになるのは、登場人物がみんな「いい人」だからでしょう。本当の悪者はいなくて、ただ各人のタイミングが合わなかっただけ。そんな印象を受ける「マンマ・ミーア!」は、愛情いっぱいの「笑い」が止まらないことでしょう。
■映画『マンマ・ミーア!』公式サイト
http://www.geneonuniversal.jp/movie/sp/mammamia/
■劇団四季ミュージカル『マンマ・ミーア!』
http://www.shiki.gr.jp/applause/mammamia/index.html
※上記データは記事公開時点のものです。