ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

今度のお正月、お年玉いくらあげる?

クリスマスが終わると、途端に街はお正月モードに突入です。仕事納めと同時にふるさとへ帰省をする方などは、そろそろ荷物やお土産の準備なども始めているのではないでしょうか。さて、子どもたちにとっては、クリスマスに引き続き楽しみなお年玉ですが、最近の相場はどれくらいなのでしょうか? 今回は、お年玉の予算について解説します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

  • Comment Page Icon
【記事のINDEX】
お年玉の支払い総額、最も多い年代はいくら?……1P
お年玉をあげる人ともらう人の年代によって平均額はどう変わる?……2P

お年玉の支払い総額、最も多い年代はいくら?

お年玉の予算…今冬はどうする?

お年玉の予算…今冬はどうする?

もうすぐ年末年始……新年の準備で慌しくなってまいりました。皆さんは、お正月にあげるお年玉をどれくらい見積もっていますか? 幼いお子さんをお持ちのご夫婦から話を聞くと、「自分の子どもにお年玉をあげるのはまだ少し先だけど、親戚の甥や姪には、そろそろ予算を考えないとなんです。」という方もいらっしゃいます。世間の相場がどれくらいなのか、気になりますよね。

住信SBIネット銀行が行った 「お年玉に関する意識調査」によると、今冬お年玉をあげる人の総額は、平均26,143円で、昨年の調査よりも約800円減少したとのことです。年代別にみると、

20代:18,862円
30代:18,734円
40代:24,981円
50代:30,382円
60代:27,229円
70代以上:28,957円


という結果でした。
あげる対象者の年代があがるにつれて、ある程度お年玉の額も高くなりますから、高校生から大学生くらいの子どもや親戚が多くいる50代が、最も多くなっているのではないかと思われます。あげる対象者で最も多いのは、「親戚の子ども」(46.5%)、次いで「自分の子ども」(26.5%)、「孫」(11.8%)と続きますが、中には「親」(7.2%)、「配偶者」(2.2%)、「兄弟」(2.1%)にあげるという人もいました。(お年玉をあげる予定の人数は、6割超の人が「4人以下」と回答しています。)

お年玉の支払い総額、増額派の理由&減額派の理由

前出の調査結果で、「今冬のお年玉の総額は、昨年より約800円減少」と紹介しましたが、実際は、「昨年と変わらない」と回答した人が最も多く70.0%、「増える」人は25.4%、「減る」人は4.6%です。総額が増える人の理由は、「あげる人の年齢が上昇したから」(59.3%)、「あげる人数が増えた」(26.9%)で、昔からのイメージ通りなのですが、減少の理由は、現代社会をよく表している気がします。

【減少の理由】
「あげる人数が減ったから」:64.8%
「収入(ボーナスなどを含む)が減ったから」:18.5%
「節約したい、または貯蓄にまわしたいから」:13.9%
「その他」:2.8%
(住信SBIネット銀行 「お年玉に関する意識調査」より)


「あげる人数が減ったから」については、60代以上の方だと、「自分の子どもや親戚の子どもが成長して、あげる対象から外れた」可能性が高いですが、その後、「孫がまだ生まれていない」「親戚で集まる機会が減っている」、ということなどもあるかもしれません。また、「節約や貯蓄のために」と回答した人が、15%近くいる、ということも印象的でした。

>>お年玉をあげる人ともらう人の年代によって平均額はどう変わる?
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます