地面から1m下がったベッドルーム
1. ベッドルームの床は地面から1m下がっている。床はラワン合板敷き。 2. 玄関ポーチとトイレブースの下は収納として使われる。 写真は全て畝森泰行建築設計事務所 |
玄関のガラスの引戸を開けると、正面にトイレと玄関収納のドアがあり、右を見ると最上階のバスルームまで一気に立ち上がる白い螺旋階段が現れます。まるでこの家の背骨のようです。階段を5段下がるとベッドルーム。床は地面から1m下がっているので、天井高は3mにもなります。玄関のガラス引戸と東側の窓から外の光が入り込む、明るい半地下の空間になっています。 床に空けられた螺旋階段の丸い穴の断面で分かるように、この家の床の厚みはわずか70mmしかありません。究極とも言える寸法で実現できたのは、構造を担当したストラクチャード・エンヴァイロンメントのアラン・バーデン氏の功績です。
◆建築データと建築家プロフィール