食育/食育アドバイス

咀嚼(よく噛むこと)はなぜ必要?

咀嚼はなぜ必要なのでしょうか? どうすれば子どもがしっかりと噛むようになるのかヒントを紹介します。

執筆者:米倉 かな

咀嚼(そしゃく、噛むこと)はなぜ必要なのでしょうか? どうすれば子どもがしっかりと噛むようになるのかヒントを紹介します。

噛むこと(咀嚼)のメリット

咀嚼3

咀嚼はなぜ必要か考えたことがありますか?

よく噛んだ方が健康的!という話は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? 確かによく噛むことと健康はとても深く関わっています。

よく噛むことには、以下の4つのメリットがあります。

  1. 消化吸収を助ける
  2. 免疫力を高める
  3. 脳の機能を発達させる
  4. 笑顔がかわいくなる

それぞれ具体的にご説明しますね。

唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれ、口の中で食べ物と混ぜ合わせることである程度の消化を行います。また、唾液が出ることにより、からだ全体が消化吸収モードになり、胃や腸も準備を始めるので、しっかりと唾液を出すことが消化吸収をスムーズにすることにつながります。

また、唾液には免疫に関係するIgAという抗体が含まれます。これは母乳にも含まれている抗体です。完全母乳の赤ちゃんは風邪を引きにくいと思いませんか?これはこのIgA抗体も大きく関わっています。同じものが唾液にも含まれますので、しっかりと唾液を出し、食べ物と混ぜ合わせることで、免疫力アップにもつながります。

咀嚼運動と脳も密接な関係があります。よく噛むことは脳の血流量が増加させ脳の機能的発達にも大きく関与する事を証明する研究も多くあります。

さらに、咀嚼運動はあごをしっかりと発達させますので歯並びがよくなります。また、あご・首のラインのエクササイズにもなり二重顎などのたるみもなく、すっきりとしたあごラインになりますので、笑顔がますますかわいくなります。
と、いいこと尽くしです。


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