「毎日食べても飽きない」というリピーターが多数いる店
すっかり札幌人のソウルフードとして定着した感のあるスープカレー。今や東京をはじめ、全国の主要都市に支店を出すお店も増え、札幌以外で味わった経験がある人も増えてきたのではないでしょうか。そんなスープカレーフリークにも、初めて味わう観光客にも、自信を持ってオススメできるのが私の一押し、カリー・ディ・サボイです。オープンは1994年、スープカレーブームが始まる前のこと。新たなカレースタイルの先駆けとして、札幌スープカレーの普及に大きな役割を果たした一店と言えます。
他のスープカレー店同様、こちらも自分の好みに合わせて辛さをオーダーできます。1~5が無料、以降はプラス料金がかかりますが、5番でもずいぶん辛いです。卓上に辛味スパイスがありますので、これを足して自分で調整するのが良いかもしれません。ご飯の量も選択できます。白いご飯にカットレモンが添えられるのがサボイ流。レモンをしぼったライスが実にさわやかにスープとマッチするのですよ。
肝心のスープの味は、どう表現したらいいでしょう…。きわめてサラサラの、あっさり系スープですが、スパイス使いが実に奥深く…。いくらでも飽きずに飲めてしまう、とても魅力的なスープなのです。ホタテや天然大エビといったシーフードを合わせても、定番の骨付きチキンを合わせても、どちらにも美味しい絶妙なスープは、他のどのお店にもないオリジナルなうまさです。
旬の野菜をトッピングできるのも楽しく、美味しいものです。行くたびに変わる日替わり素材、今日はなんだろう~と想像しながら訪れるのがリピーターの楽しみです。北海道のスープカレーの美味しさを決めるのは美味しい水であり、新鮮な野菜である…と私は思っていますが、ここサボイのカレーでは野菜の実力をもひしひしと感じさせられます。
毎日でも食べたい愛すべきスープカレー。食べ歩きもするけれど、私が戻ってくるのは結局、ここなのです。
■カリー・ディ・サヴォイ (Curry Di. SAVOY)
住所:札幌市中央区南一条西5-7 敷島南1条ビル B1F
電話番号:011-219-7810
営業時間:11:30~22:30(L.O.22:00)
定休日:無休(研修等により臨時休業有)
アクセス:札幌市電/西四丁目電停から徒歩約3分。地下鉄/南北線・東西線の大通駅から徒歩約5分。
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