有名な美術館のガイドは、日本で購入して現地へ
スペインには、プラド美術館やピカソ美術館をはじめ、世界的に有名な美術館がたくさんあります。美術館でなにげなく絵を見ていたら、テレビや雑誌で見たことのある世界の名画に思いがけず遭遇し、「ここにあったんだ!」と感動することも多いのです。ほとんどすべての美術館には、ギフトショップが併設していて、各国語に翻訳された美術館ガイドが売っています。日本語に翻訳された美術館ガイドも、その中にほぼ間違いなく見つけることができます。
ところが、いざページをめくってみると、日本語が間違っていたり、フォント大きさや段落の使い方がおかしかったりして、とても読みにくいことが多いのです。きちんと読みやすく編集されているものは、かなり少数派です。
美術館ガイドは、日本の本屋さんで買えるものを、日本から持って行くのがおすすめです。もちろん、あまり重くない、薄めのものを。名画の歴史やバックグラウンドはそう変わらないので、多少出版年が古くてもかまいません。
美術館を訪れる前の晩にホテルで心して読むことで、内容がしっかり覚えられますし、当日、知識を叩き込んだばかりの頭で、もう二度と会えないかもしれない世界の名画の前に立てば、感動もひとしおです。
現地のギフトショップで美術館を訪れたあとにガイドを買うのは、賞味期限の切れた食品を買うようで、あまり意味がないのです。
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