フィリピンはトレッキングの宝庫
大自然がいたる所に残り、ガイドフィーも安い。手付かずの自然を歩くためには、整備されていない道を歩く必要があります。特に雨期は対策が必要です。フィリピンには多数の少数民族がいます。小柄でカーリーヘア、時に弓矢で狩猟にでかけるAeta(エイタ)と呼ばれる人々、山の民を意味するBtac(バタック)など、さまざまな興味深い少数民族が暮らしています。
伝統的な暮らしをしている人々が住む村は、電気も水道もないジャングルの奥深くや、山中に住んでいることがほとんどです。行くためには電車やバス路線があるはずもなく、時にまともな道すらありません。その場合は自分の足で歩くことになります。
場所によっては雨が降ったあとなど、道のコンディションが最悪である場合があります。堅い地盤の山に、ほとんど獣道同然の道を人が利用することで、この地層の上に泥が堆積し、あまりに滑るため、我々のような外国人は歩くこと自体困難です。時には地元の人のように裸足になるのが一番ですが、シューズだと瞬時に脱ぐことができませんし、泥だらけの足で再度履かねばなりません。また、時に腰の高さほどもある川をわたって行かねばなりません。
地元の人々のようにずっと裸足が一番なのですが、普段靴を履いて生活している人では、石ばかりの道はとても痛く、万一ブッシュナイフで刈り取られた枝などを踏み抜いてしまったりすると、ジャングルの中で歩けなくなり、大変な事態になりかねません。
しかしこれらの道には、トレッキングシューズでは不便です。そこで持ってゆくと便利なのが、マリンシューズです。以前は親指で挟むタイプのサンダルを持っていっていたのですが、泥の道では深みにはまって脱げてしまいますし、流れのある川で脱げてしまっては二度ともどってはきません。マリンシューズなら川にもそのままはいってゆけます。
○価格も安く、タイプも豊富
マリンシューズになじみのない方もいるとおもいますが、それほど特殊なものではありません。夏の海で履いたまま泳いだりするのに利用する人が多いと思います。価格もブランドものでなければ500円くらいから3000円くらい。注意しなければいけないのは、靴屋の店頭では夏場でないと手に入りにくいということです。しかしネット通販でしたら季節にかかわらず好きな色やタイプを選ぶことができます。
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