はじめに
行政書士試験対策講座を開設している学校(予備校)は多く存在します。法律系の大手資格学校(予備校)や、行政書士試験対策だけを専門とする私塾や、通信教育を専門とする会社など様々です。これだけ多くの学校(予備校)が存在すると選ぶのに一苦労です。
そこで、行政書士試験の学校(予備校)についてお話をした上で、学校(予備校)選びのポイントをお話したいと思います。
講師はどんな人?
講師は行政書士試験合格者が教えています。私のように行政書士登録をしている実務家もたくさんいます。また、社会保険労務士や宅建など他の国家資格を有している講師も少なくありません。
受講生はどんな人達?
例えば、司法試験対策講座の場合、司法試験は受験資格に制限があるので、同じような境遇の受講生が集まります。しかし、行政書士試験は受験資格に制限がありません。ですから、様々なバックグラウンドを持った人達が集まる傾向があります。
皆さん切磋琢磨して勉強します。
使われる教材は?
一般的な学校(予備校)は独自の教材を使用します。独自の教材は、テキストと過去問を中心とした問題集で構成されていることが多いと思います。テキストで知識のインプットをして、問題集で知識のアウトプットを研きます。これらの教材は行政書士試験の過去問分析をして作成されています。これらの教材を使うことによって効率的な勉強ができます。
教材の内容にばらつきがありますが、それは学校(予備校)によって過去問の分析方法や出題予測が異なるからです。
期間は?費用は?授業時間は?
受講期間ですが、行政書士試験対策の学校(予備校)のカリキュラムは、週二回の授業が約一年間続くと考えてください。教材だけの通信講座ですと半年間の設定もあります。このように、受講期間はおおよそ半年から一年間です。費用ですが、サービス内容により2つに分けることができます。生講義(収録された講師の授業を通信講座で受ける場合を含む)を受ける通学講座と、授業はなく教材により自分で勉強する通信講座です。通学講座はおおよそ二十万円前後のところが多いようです。一方、通信講座は五万円前後のところが多いようです。
授業時間は、生講義や収録された講師の授業を受ける通学講座の場合、休憩を含めてだいたい三時間と考えてください。