行政書士試験/行政書士とは

行政書士試験の学校(予備校)とその選び方(2ページ目)

現役行政書士試験予備校講師が、学校(予備校)のことやその選び方などをご説明いたします。

山本 直哉

執筆者:山本 直哉

行政書士ガイド

学校(予備校)選びのポイントは?

費用を一番に考える方もいらっしゃると思いますが、一番大切なことは、「自分にあった学校(予備校)を選ぶこと」です。選ぶポイントは、授業はもちろんですが、勉強環境を考慮した上で、自分にあった学校(予備校)を選ぶことです。

授業が自分にあうことが重要なのは言うまでもありません。皆さんの合否に直接影響を与えますので、じっくりと慎重に選ばないといけません。

多くの学校(予備校)が授業の体験受講や体験聴講を実施しています。それらを利用して自分にあうかどうかを必ず確かめてください。行政書士試験はインプットとアウトプットのバランスが必要です。インプットで大事なことはいかにうまく暗記させてくれるか、アウトプットで大事なことは問題の解き方です。講師の説明を比べてみてください。また、講師の人柄や印象なども見るようにしてください。一年間近く付き合っていく講師ですから、人柄や印象も大切です。

勉強環境として重要なポイントは、学校(予備校)の場所、欠席フォロー、自習室の有無などがあげられます。行政書士試験は、長期間の継続的な勉強が必要です。勉強環境が整っていないと、学習効率が下がり、ともすれば受験断念に結びついてしまうかもしれません。

特に、自宅で勉強できない方は自習室が利用できる学校(予備校)を選ぶべきでしょう。また、病気や仕事などで欠席することも考えられます。そこで、欠席フォローもしっかりと確認しましょう。
さらに、学校(予備校)の場所も大切です。毎回遅刻してしまうようですと、学習効率が下がります.。そういう方は、収録された講師の授業を受ける通学講座や通信講座を検討してみてはいかがでしょうか。

合格したら講師になれるの?

行政書士試験合格者の中には講師として働きたいという方が結構いらっしゃいます。自分自身、行政書士資格を取得したのは行政書士試験対策講座の講師になるためでした。

講師希望者の方に、講師歴十年の経験から申し上げるならば、「自分がわかることと相手がわかることの違いを認識して、勉強に勉強を重ねる覚悟」があるならば、講師にむいていると思います。

ただ、門戸が狭く、その上、競争が厳しい世界だと思います。通学講座のある学校(予備校)は多くの講師を必要とするので、募集を行います。
講師になりたい方は、合格後、通学講座のある学校(予備校)をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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