ブライダルローンが何に使えるかは要チェック
結婚式の費用は、これからの生活のお金管理の第一歩。2人でしっかりと話し合って決めたいもの
新婚旅行の費用が借り入れられるところでも、新郎新婦2人分の旅行費用に限って借入可能というところが多数です。海外挙式を考えている人は、どこまでが借入可能かを入念にチェックしておく必要があります。
勤務年数など条件は確認が必要
結婚が目的なら誰でも借入ができると思ったら大間違いです。借入に対して審査があります。この審査にパスをしないとお金が借りられません。もし借入ができなかったら結婚式の費用が捻出できない、といった場合は事前に審査をお願いしておくと安心です。審査の内容は年収や勤務先、勤続年数、借入履歴などです。中には自営業や非正規雇用者は申し込み不可能といったところもあります。また、年収によって借入条件(利率など)が変わるところもあります。自分たちの条件で借入が可能かをチェックしておきましょう。
ご祝儀で一括返済もあり
結婚式は費用がかかりますが、出席者からのご祝儀もあります。前ページで挙式や披露宴にかかった費用の平均は343万円とご紹介しましたが、実はご祝儀の平均は226万円でした(「ゼクシィ結婚トレンド調査2012」より)。結婚式の費用の一部をこのご祝儀でまかなうカップルも多くいます。しかし、多くの結婚式会場では支払いは式当日までとなっています。この費用をどこから捻出するかで悩むところ。こんな時は、会場費用はブライダルローンで調達するのがいいかもしれません。
式も終わり、新婚旅行から帰った後にゆっくりと費用の清算をし、ご祝儀をこのローンの返済に充てるのです。ほとんどのローンは一括返済が可能です。一括返済だと手数料こそ必要ですが、長期間の返済や金利負担もないので安心です。
金利に敏感に、早い返済を心がけて
ブライダルローンは多数の金融機関が発売しています。中には金利差が3%程度もでる場合があります。審査や利用用途が厳しいほど金利は低い傾向にあります。自分たちの条件でどれだけ低い金利のローンが利用できるかをしっかりと調査しましょう。インターネットで事前審査が行えるところが多くあります。複数の金融機関に審査をお願いし、できるだけ有利な条件のものを選ぶといいですね。結婚は2人の新生活が始まる第一歩です。出産や育児、マイホームなど必要になるお金が増えていくこともあるでしょう。ブライダルローンを借りる場合は、少しでも早く返済を済ませて、新生活のためのお金を貯められる家計に切り替えていきましょう。
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