デモンズソウルの恐ろしい難易度と、ヒント
他のプレイヤーが書き残しヒントが、インターネットを通じて読むことができます
デモンズソウル高い難易度のゲームでしたが、実はそこら中にヒントが散らばっています。1つは、床などに書かれたコメント。この先に宝があるとか、上に気をつけろとか、強敵がいるとか、プレイしていて気をつけるべきことがあちこちに書かれています。もう1つが、ところどころにある血溜まり。この血溜まりを調べると、半透明のキャラクターが出現し、しばらくすると必ず何かにやられて死んでいきます。穴に落ちたり、何かに斬られたり、何でやられたかはキャラクターのリアクションだけで推し量るしかないのですが、必ず何がしかの危険を教えてくれるのです。
死に様共有コミュニケーション
プレイヤーキャラクターが死ぬと、その直前に血溜まりが発生し、他の誰かがそれを見ることで危機を知ることができます
もう1つの血溜まりと、必ず何かにやられていく半透明のキャラクター、こちらもプレイヤーが残したものです。といっても、こっちは意思を持って残したものではなく、プレイヤーキャラクターが死ぬと、勝手に残されて、コメントと同じくプレイヤー間で共有されます。基本的には、分かりにくい罠があるところや、敵の待ち伏せがあるところなどで死にますから、血だまりがあったらそれを調べて、行先を見て警戒することで、ゲームを有利に進めることができます。たまに全く危険のないところに血溜まりがあり、調べるとありえないような方法で崖から飛び降りているプレイヤーがいたりするのもなかなか楽しかったりします。
デモンズソウルは、このコメントと、そしてプレイヤーの死に様をゆるく共有することで、高難易度のゲームに適度なヒントを与えつつ、奇妙な連帯感というか、共感のようなものを生み出すことに成功していました。もちろん全く同じ仕組ではないのですが、Miiverseはこれにかなり近い楽しさを持つ仕組みを多くのゲームに与えることができるシステムだと考えられます。