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光学50倍ズームレンズ搭載 PowerShot SX50 HSレビュー

光学50倍で1200ミリ相当、超解像度技術で100倍、2400ミリ相当として撮影できるちょっと化け物じみたPowerShot SX50 HS。実は高倍率ズーム機にありがちな撮りにくさがありません。それには理由があるのです。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

驚異の光学50倍ズームレンズ搭載

PowerShot SX50 HS最大の魅力はなんといってもそのズーム倍率。これまでで最高となる光学50倍に加えて超解像技術で100倍までフル画素での撮影が可能となっています。

PowerShot SX50 HS

PowerShot SX50 HS


50倍ズームは24-1200ミリ相当となっていますが、これほどまでに倍率が高いとさまざまな弊害が出てきてしまうものです。しかし、PowerShot SX50 HSは対応する機能を加えることで使い勝手をむしろ上げているのです。
そのあたりを中心にしてレビューを書いていくとしましょう。

まず、この光学50倍のズーム倍率に言及しないわけにもいかないでしょう。スペック的には24-1200ミリ相当。開放がF3.4-F6.5と暗めのレンズとなっていますが、手ぶれ補正機構がかなり優秀なのでシャッター速度が相当に遅くなってもフォローが可能です。

PowerShot SX50 HS レンズ

PowerShot SX50 HSのレンズ。F値はやや暗めのF3.4-6.5。しかし、手ぶれ補正機構はかなり優秀。

一口に「優秀なので」と軽く書いてしまいましたが、50倍ものズーム域のほぼ全域でかなりの効き目があります。
通常であれば高倍率ズーム機というのは手ぶれを気にしながら撮影しなければなりません。特にズームの望遠側に強ければ強いだけ、望遠域では手ぶれしやすい傾向にあります。しかし、PowerShot SX50 HSでの撮影はかなり楽なものでした。

 

PowerShot SX50 HS グリップ部

グリップ部もかなり大きい。

ただし、レンズ自体の大きさ、およびボディの大きさは相当なものとなっています。少なくとも実物をカメラ店で確認したほうがよいでしょう。写真で見たるとそれほどではないのですが、想定しているよりも大きな製品となっています。

 
PowerShot SX50 HS レンズ最大望遠時

1200ミリ相当の最大望遠状態。ボディも大きいのでかなり目立ちます。

また、50倍ズームを実現しているだけあってレンズの繰り出しは相当なものとなります。50倍ズームで撮影しているとかなり悪目立ちするのは間違いないところでしょう。

 

次のページではそのズームレンズによる倍率の凄まじさを見ていただくとしましょう。
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