業界初の創蓄賞エネ設備や技術が結集
MEDIASの「業界初」となる主な実証実験項目は以下の6つ。1.地域のAEMSと連携したHEMS
天気や温湿度など地域気象と連動したエネルギー制御が可能。将来的にエリア全体のエネルギー状態が分かれば、過剰地点から不足地点へのバランス調整も可能になる。
2.EV(電気自動車)ワイヤレス給電…磁界共鳴技術により、ケーブルやコンセント接続がなくても充電可能。(株)IHIと共同研究開発。
3.非常時などのアシスト電源として「HEMS連携のディーゼル発電機」…非常時に電気・ガスなどエネルギーインフラが遮断されても、軽油はガソリンスタンドに行けば調達できる。軽油は経年劣化の心配も少ない。
手振りで操作できるナチュラルユーザーインターフェイス
5.ダブル蓄電池…実験住宅に搭載のPVは10kWと大型のため、これを複数台で蓄電。複数台を交互に運転させることで、スムーズなエネルギー調達とリスクが回避できる。
6.気象・地震観測システム…天候や温湿度、気圧に加え、地震動をセンサーで把握してHEMSを通してタブレットやスマホに通知。
壁を二重にしたダブルスキン
これらのパッシブ・アクティブ最新技術により、従来の次世代省エネ住宅と比較して消費エネルギーを半減させることが可能に。またLCCM面も、家のライフサイクル全体を通じて排出されるCO2を72年でマイナス収支させることができるとか。これまでのLCCM住宅の収支年数が90年近かったことから考えれば、かなりの短縮です。
柏の葉キャンパスエリア全景