たんぱく質の役割

いわし,魚,たんぱく質

魚は良質のたんぱく質源です。

たんぱく質は、筋肉・内臓・皮膚・爪・毛髪など体を構成する成分です。食べ物として口から入り、体内で消化されるとアミノ酸に分解されて「アミノ酸プール」に入り、筋肉や内臓、皮膚など様々な組織を構成する材料となるたんぱく質に合成されたり、体の機能を調整するホルモンや酵素、神経伝達物質となったり、体中に必要な物質を運ぶ輸送や免疫などの防御といった働きや、また炭水化物や脂質と比べて割合は少ないですがエネルギー源ともなります。

たんぱく質は、「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」の2つに分類されます。それぞれの食べ物によって、たんぱく質を構成するアミノ酸の種類や量が異なります。植物性たんぱく質の場合、食品によっては必須アミノ酸の一部が不足しているものもありますし、体内での利用効率も、動物性たんぱく質ほど高くはありません。

ヒトの体のたんぱく質を構成するアミノ酸は20種類あり、その組み合わせによって、無数のたんぱく質ができ、性質や働きも様々です。アミノ酸には、体内で合成できるものとできないものがあり、体内で合成できない9種類を「必須アミノ酸」といい、食べ物から補う必要があります。
 

たんぱく質の必要量は?

このたんぱく質を1日にどれだけとればよいのかは、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」で、推定平均必要量は成人で男性50g、女性は40g、推奨量は男性60g、女性は50g(妊娠中の方、子どもなどでは必要な摂取量が異なります)となっています。耐容上限量は設定されていませんが、体重1kgあたり、2.0g未満にとどめるのが適当と考えられています。

たんぱく質,推定平均必要量.推奨量

 

このように数字で示されると、明確なようですが、たんぱく質の本当の必要量は、様々な条件(活動量やストレス等)に左右されて、個人差が大きいと考えられています。



*推定平均必要量とは
ある母集団に属する50%の人が必要量を満たすと推される1 日の摂取量
*推奨量とは
ある母集団のほとんど(97~98%)の人において1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量