サーカディアンリズムを考えた寝室照明
写真4.暖かい光で照明された主寝室
写真5.ベッドサイドの手元灯
写真6.朝は明るい光で自然に目覚める
これは光の浴び方による生物時計への影響、サーカディアンリズム(概日リズム)を応用したものです。朝から日中にかけて白色の高照度光を浴びることで、メラトニンの分泌が抑制され、活動的に勉強や仕事に励むことが出来ます。メラトニンとは、脳の松果体から分泌され、生物時計によってその分泌がコントロールされます。
写真7.深夜のサニタリー照明
また、寝室だけ配慮しても深夜トイレに行く際に覚醒していては意味がありません。深夜はサニタリー空間も最小限の光にする必要があります。(写真7)一方で、朝はひげそりやお化粧などで顔を見る上でも明るくさわやかな光が適しています。
写真8.ウォークインクローゼットの棚下照明
また、微妙な色の違いも一目でわかるように棚下にも白色光のライン照明が内蔵されていました。LEDは紫外線を含まないため、光による退色も防ぐことが出来ます。(写真8)
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