テクノポップ/アーティストインタヴュー

小川美潮さん、チャクラ再び(2ページ目)

小川美潮さんインタヴュー第2回。今回は、チャクラとしてラスト作となった『南洋でヨイショ』そしてソロ第1作『小川美潮』について。11月15日(木)には「 ニューウェイヴほぼ30周年祭2012秋~小川美潮singsチャクラ~」開催!

ソロ第1作『小川美潮』

ガイド:
チャクラ解散後、ソロで活動するというのは、想定していた事だったのでしょうか?

小川:
いえいえ、まったく考へていませんでした。

ガイド:
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小川美潮

ソロとしてのデビュー作『小川美潮』(1984年)は、白井良明さんのプロデュースの元、ムーンライダーズ周辺の人たちも参加して制作され、ちょっと裏ムーンライダーズ的な趣がありますね。「行っといで」の異国情緒などを聴いていると、もともと共有している部分が多いのかなぁと思ったりしますが、どうでしょう?

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小川:
良明さんの曲はどれも新鮮で、歌詞もわりとすぐに湧いてきた気がします。やっぱり曲がよかったんじゃないかな。

ガイド:

個人的にも一番印象に残っている曲が、板倉文さん作曲、白井さん編曲の「おかしな午後」。これのほのぼの感にはうっとりです。これは、2枚目ソロ『4 to 3』にも再収録されましたが、やはりお気に入りの曲?

小川:
ogawa3

小川美潮(1987年頃)

『4 to 3』に収録したのは、映画「つぐみ」のテーマソングになったからですね。市川準監督がこの曲をみつけて、映画にぜひ使ひたいと言ってくださったので。みんなが "白い犬"じゃなくて "白の犬" ってところがいいねって(笑)。今でもよく歌っています。

ガイド:
細野晴臣さんが全面的にサポートした「光の糸 金の糸」は、歌う部分もありますが、語りが多いですね。これは、はじめから語り中心で行こうという想いで作ったのでしょうか?

小川:
しゃべるような、歌ふような、歌にしたかったんです。

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