太るのはお餅のせいばかりではありません!
12月太り・年末年始太りのワケ
以前テレビ番組内で、12月から1月にかけて、いったいどれくらい太ってしまうものなのか、という検証をお手伝いしたことがあります。一般の方から選ばれたモニターさん20名の食事記録と生活記録、体重の推移を拝見しました。年末年始はお酒も含めて1日に3000kcalほどを摂取し続ける方や、甘いものを3食食べる方、毎日多くの菓子パンやお餅を食べる方などがいて、多い人では1ヶ月半の間で5kg程度、平均的に2kgは体重が増えていたという事実も!年末年始はどうしても太ってしまう、という方が多いのですが、なぜこのような食べ過ぎが起きてしまうのか、まずはその原因をさぐってみたいと思います。
■大人数での食事が増える
イベント月になると増えるのが、大皿盛りの料理や大袋で買った食品を食べる機会です。パーティなどの席では華やかで良いのですが、問題は自分が食べた量を把握しきれず、ついつい食べ過ぎてしまうのに、それに全く気づかないことです。何度も続けばカロリーオーバーになってしまいますよね。
■甘いものを食べる機会が増える
秋冬になるとスイーツ類の新商品が出たり、12月には華やかなお菓子が店頭に増えますね。クリスマス時期にはケーキを食べたり、お歳暮などでお菓子をいただく機会も増えるでしょう。またアイスクリームを食べたり、果物を食べたりと、勝手に水分だと思い込みながら、意識しないで糖分をどんどん摂ってしまう方も多く見られます。結果的に、太ってしまうわけですね。
■冬は高カロリー食が多い
クリスマス時期は油脂の多い料理や肉類、クリームなどを使ったケーキやお菓子を食べる機会が増え、たとえ少量でも高カロリーになってしまいがち。お正月はお餅を食べたり、和食だからとあなどれないほど糖質の多い料理が満載。間食に麺類を食べたり、お酒のつまみに何かを食べたり……と、気をつけないと食べ過ぎる原因がたくさんです。
■食事時間が不規則になる
午後の時間にずっと食べていたり、深夜まで飲食を続けたりと、普段とは違う時間に食べたり、長時間にわたって食べ続けたりしてしまいがちなのがこの時期の特徴。トータルでは結構な量を食べてしまうことになるので、食べ続けるのは避けたいところです。
■イベントを言い訳に食べ過ぎる
普段はカロリーの細かな数字にこだわったりするのに、イベントごととなると急に太っ腹になってしまう方もいるかもしれません。ダイエットはあしたから、ということで翌日から節制を、といっても、食べすぎをリカバーするのは結構大変です。それを機に挫折してしまい、食べ続けて太ってしまう、ということは避けたいですよね。
それでは、こんなダイエットに不向きな時期を目前に、習慣にしておきたいことを次のページでご紹介します。