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身近だけど意外と知らない「アオダイショウ」

日本のあちこちに生息していて、たいてい出くわすとしたらこのヘビだろう、というのが「アオダイショウ」です。しかしこのアオダイショウ、意外と生態について知られていないのが実情ではないでしょうか。アオダイショウの知られざる性格や飼育ポイントについて紹介します。

投稿記事

アオダイショウ/ジャパニーズラットスネーク(Elaphe climacophora)

 

 

 

 


日本のあちこちに生息していて、たいてい出くわすとしたらこのヘビだろう、というのが「アオダイショウ」です。見た目は大変地味なヘビなのですが、海外ではその渋さが人気なのだそうです。

【外見】
・昼行性で、瞳孔もまんまる。よく動き、よくびびり、でも好奇心は旺盛で、よく物影からこそっとこちらを見ていたりします。暑いときは水に全身浸かっていて、鼻だけ出していたりします。細長いヘビですが、意外にしぐさは猫っぽいです。そこが、かわいいんですよ~。見ていて飽きません。

・また、地域によって色や模様が微妙に異なり、北海道産の「エゾブルー」と呼ばれる青みが強い固体や、オリーブ色の強い固体などさまざまです。


【飼育ポイント】
・日本のヘビなので、よっぽどの悪条件でなければ、気候の変化にも比較的柔軟に対応できます。今年の酷暑にエアコンを使わなくても、風通しをよくして、水入れさえあれば問題なく過ごしていました。

・怒ったときは、尻尾を辺りに打ち付けて「ぺちぺちぺちぺち」とやります。あと、総排泄口から独特の青臭いニオイを出します。これはネズミが嫌うニオイなので、ネズミでお困りのご家庭にアオダイショウのケージを置いておくと、ネズミがいなくなる、かも。

・一番厄介なのは、とにかく「よく動く」ということです。木登りが上手で、壁を伝うこともできるため、大人サイズでも1cm程度のちょっとした隙間があれば簡単に脱走してしまいます。うちのへびさんも何度脱走したことか…。きっちりフタができるケージが必要です。


【ごはん】
・マウス、ウズラなど、割となんでも食べますが、ヘビに共通するのは、嗜好性が強いということ。マウスに慣れると、マウスしか食べません。でも、マウスのにおいを鶏肉につけたりして、においを上手く使ったエサのシフトは可能。手羽先とかに慣れてくれればエサ代がぐっと減ります。


【設備】
・抜け目のないケージ
・登り木(あれば)
・水入れ(ヘビがまるまる浸れる程度の大きさ)
・シートタイプのヒーター
・新聞紙やペットシーツ、アスペンチップなどの床材
・シェルター(隠れるところ)

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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