ドイツ/ハンブルクと北ドイツ

ハンブルク/ドイツ(2ページ目)

ドイツ第二の都市にして世界遺産の倉庫街がある港町ハンブルクは、観光にショッピングにと楽しみが尽きない街。観光スポットの集まる中心街からちょっとディープなトレンド地区まで、エリアごとの特徴や見どころをご紹介します。

坪井 由美子

執筆者:坪井 由美子

ドイツガイド

世界遺産の倉庫街と旧市街周辺

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港町ハンブルクならではの景観に出会える倉庫街は注目の観光スポット

ネオルネッサンス様式で建てられた壮麗な市庁舎の、南側一帯に広がるのが旧市街。旧市街の西側に建つ聖ミヒャエル教会は、高い塔を持つバロック様式の教会。展望台からは市街地や港を一望できます。教会の南西、港に近いDitmar-Koel-Str.周辺は、ポルトガルやスペインのレストランが集まるエリア。地元の人や旅行者でにぎわう人気のグルメスポットです。

港の運河周辺は赤レンガ造りの美しい建物が並ぶ世界最大の倉庫街で、2015年にドイツで40番目の世界遺産に登録されました。港や貿易の歴史を知ることができる倉庫街博物館や税関博物館、鉄道模型を中心に世界の街並みが再現されたミニチュアワンダーランドなどもあり人気の観光スポットとなっています。

港の周辺では「ハーフェンシティ」と呼ばれる大規模な都市開発が進行中。歴史的建築群とモダン建築のコントラストが印象的な、ハンブルクならではの景観を目に焼き付けておきましょう。

こちらの記事も参考にどうぞ>>>世界最大!ドイツ鉄道模型館ミニチュアワンダーランド

新市街とアルスター湖周辺

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アーケードやホテルが立ち並ぶアルスター湖畔は市民の憩いの場でもある。湖上めぐりの遊覧船も出航

市庁舎の北側一帯は新市街。市庁舎のそばを流れるクライネ・アルスター運河沿いに東へ歩くと、「ハンブルクの真珠」と呼ばれるアルスター湖に出ます。人工湖とは思えないほど広く美しいアルスター湖は、水の都ハンブルクを象徴する存在。ユンクフェルンシュティーク(Jungfernsteg)側の湖畔からは、湖と運河めぐりの遊覧船が出航しています。

湖の南西一帯はハンブルク随一の高級ショッピング街で、特にノイアー・ヴァル(Neuer Wall)には、ジル・サンダーやモンブランなどのドイツブランドから、エルメスやアルマーニなどの各国ブランドまでがずらり。ノイアー・ヴァルから北側のゲンゼマルクトまでの一帯は、ヨーロッパ最大のショッピングアーケード「パッサージュ」が集まることでも知られ、専門店やカフェが軒を連ねています。

ここまでご紹介したのは、すべてアルスター湖周辺の中心街。日本のガイドブックでもよく紹介される、王道の観光エリアといえます。ですが、実はハンブルクのトレンドエリアは別の場所にあります。次のページでは、ガイドもイチオシの、もっとディープに楽しめるハンブルクをご紹介します。
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