自動車保険/自動車保険の見積もり法・見積書の見方

自動車保険の見積書の見方(2ページ目)

自動車保険を見直すのに最も有効な手段は見積もりを取ってみることです。見積もりでA社とB社の値段の違いはすぐにわかりますが、見積書はよく読まないと後々困る可能性も。自動車保険選びに欠かせない見積書の見方をチェックです。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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見積書チェック!
自動車保険の見積書を読み解く5つのポイント

例えば同じ「人身傷害」であっても、保険金額が3000万円か5000万円か、「車内のみ補償型」か「車内+車外補償型」かで、補償の内容も保険料も大きく異なってきます(ソニー損保見積もり結果より)

例えば同じ「人身傷害」であっても、保険金額が3000万円か5000万円か、「車内のみ補償型」か「車内+車外補償型」かで、補償の内容も保険料も大きく異なってきます(ソニー損保見積もり結果より)

見積書を完璧に把握しようとすると、自動車保険の全てを知り尽くす必要があります。そこで最低限わかっておきたい、チェックすべき5つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1.対人賠償・対物賠償の保険金は現状のままか?
ほとんどの保険会社では両方とも「無制限」が標準になりつつあります。自分が設定した場合を除いて、この保険金額が減っていたら問題ありです。

ポイント2.車両保険はついているか?
現状で車両保険に加入しており、これからも愛車の補償が必要な場合、付帯が必須です。しかし安い見積もりには付帯がないことも。車両保険は外すと大きく保険料が減るため、安くするには手っ取り早い方法となるためです。なお車両保険金額は年々減少していきます。

ポイント3.人身傷害に要注意
自動車保険の補償、特約において特に保険会社間で差があるポイントです。最初から付帯している会社が大半ですが、なかには付帯なしという会社も。また保険金額は1000万円~5000万円とまちまち。希望次第で無制限も可能です。さらに契約車両に搭乗中のみの補償か、他車両に搭乗中、歩行中なども補償されるかなど補償範囲も大きく変わります。当然保険料に及ぼす影響も大きいので、確認のしどころです。

ポイント4.ムダな特約はついていないか?
特約は個人の契約により必要の有無が変わります。「高い見積もり」によく付帯されているのが弁護士費用特約です。訴訟になった場合に使える特約ですが、そこまで発展するのは稀なケースです。また、すでにバイクを手放しているのにファミリーバイク特約を付帯したままというケースも。各特約が本当に必要か確認しましょう。

ポイント5.隠れたポイントにご注意
すでにチェックした以外にも確認すべきポイントはあります。それは会社によって保険の中身がバラバラという点。例を挙げるとA社には搭乗者傷害があるのに、B社は付帯していない……という具合。これが保険料に大きく響いてきます。確認すべき保険は「搭乗者傷害」「無保険車傷害」「自損事故」です。それぞれ付帯の有無、保険金の設定などを知っておきましょう。


各用語については「自動車保険の補償内容と補償額」をご参考ください。ナットクの見積もりを目指しましょう!


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