自動車保険/自動車保険の見積もり法・見積書の見方

自動車保険の見積書の見方

自動車保険を見直すのに最も有効な手段は見積もりを取ってみることです。見積もりでA社とB社の値段の違いはすぐにわかりますが、見積書はよく読まないと後々困る可能性も。自動車保険選びに欠かせない見積書の見方をチェックです。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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最近はネット上で自動車保険の見積もりを行うと、すぐに保険料が確認できます。誰しも真っ先に金額へと目がいってしまうものですが、その値段の高い、安いにはそれなりの理由があるかもしれません。

1社につき2~3出てくる見積もり……保険料はどう違う?

ネットで入力、もしくは電話で見積もりを依頼した場合、案内される保険料は1つではありません。写真のソニー損保では、ネット見積もりで3つの保険料を案内しています

ネットで入力、もしくは電話で見積もりを依頼した場合、案内される保険料は1つではありません。写真のソニー損保では、ネット見積もりで3つの保険料を案内しています

自分の好みや現在の契約と同じ内容で見積もりを取ってみると、入力した内容のほかにも複数の見積もり結果が表示されることがあります。見積もり一括サイトなどで各社が一覧で表示される場合は1社につき1つの保険料ですが、その後郵送で届く保険会社別の案内ではやはり2~3の保険料が記載されています。
一般的な保険会社の場合、おおよそ以下の3つに分類できます。

●ユーザーが入力した内容の見積もり
基本プラン、ベーシックプラン、お好みプラン、スタンダードプラン等、見積もり側のリクエスト通りの保険内容と保険料です(保険会社により詳細は異なります)。

●入力内容より高い見積もり
上位プラン、グレードアッププラン、補償充実プラン、安心プラン等、入力した内容よりどこかが補償充実になり、保険料も高くなっています。

●入力内容より安い見積もり
エコノミープラン、お手軽プラン、人気プラン等、補償内容のいずれかが削られ、その分保険料が安くなっています。

値段の高い、安いによるメリットとデメリット

元々のプランで検討するつもりでいても、「金額が高いからきっと安心」と思ったり、「グレードが低くてもかなり安いからコレ」と思ったりすることもあります。しかし、値段の違いにはそれなりの理由があるものです。高い見積もりと安い見積もりのメリット、デメリットは次の通りです。

●高い見積もり
・メリット…他プランより補償が充実
・デメリット…高すぎる保険金設定や、不要な特約がついている場合も

●安い見積もり
・メリット…保険料が安く抑えられる
・デメリット…本来つけておくべきだった補償が削られている。いざという時に必要な保険金がおりない場合も

どのプランでも基本的な対人賠償、対物賠償が削られることはまずありませんが、補償の中身を知って保険選びに役立てたいものです。

>>保険料が違ってくるその理由は見積書にあります! そのチェックの仕方は次のページで

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