充分加熱して食べること

うずら豆

なぜか愛嬌が感じられるうずら豆。カレーや煮豆、サラダに。

いんげん豆というと、どうしても触れておかなければならないことがあります。以前メディアで紹介された、白いんげん豆のダイエット法が、不十分な加熱状態で食べたことで中毒を起こした事件がありました。

生のいんげん豆には、ダイエットに役立つ成分と考えられる、「レクチン(血液凝集作用物質)」や「α-アミラーゼインヒビター(炭水化物分解酵素阻害物質)」などが含まれていますが、中毒はこのレクチンが原因と考えられています。

これらの成分は、十分に加熱すれば、その活性を失い健康への影響はないのですが、紹介された方法では加熱が十分ではなかったためではないかと考えられています。

野菜扱いではない豆類はいんげん豆に限らず、基本的に生食することはありません。軟らかくなるまで熱を通しましょう。いつもガイドは、食べ物は薬ではありませんから、当たり前においしく食べることが基本と書きますが、先人が長く食経験を重ねた上での食べ方には、安全の意味も含まれていると言えるでしょう。

いんげん豆は、主に煮豆にしたり、甘納豆や和菓子の餡に使われます。豆類基金のサイトから、用途別の消費割合をみると、雑豆全体では約6割が餡の原料として利用され、菓子や煮豆などの加工食品の原料として利用される割合は、それぞれ1割程度。この他に、主に乾燥豆として流通し、家庭や料理店等の料理用などに使われる割合は1割程度です。

海外でもいんげん豆は、カレーやスープ、サラダなど、様々な料理に使われ、私たちも外食で随分と楽しむ機会が増えました。まとめて煮ておいて小分けして冷凍することもできますから、いろいろな豆の魅力や個性を知って、食卓で楽しみましょう。

関連リンク/
・「広がる食物繊維の仲間と役割」(食と健康)

参考/
白いんげん豆の摂取による健康被害事例について(厚生労働省)
・雑豆をめぐる事情について(農林水産省生産局生産流通振興課)
・お豆は食物繊維の宝庫(フジッコ)
豆類基金((財)日本豆類基金協会)
その他

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項