中世ヨーロッパ時代の駅のような外観
中央郵便局
2015年に塗装し直した
中央郵便局は聖母マリア教会の道を挟んだ隣にある建物で、中世ヨーロッパ時代の駅のような外観が特徴です。フランス建築が色濃く残る建物で、「プチパリ」と呼ばれるに相応しい観光スポットです。ガイドがおすすめするのは内部の美観を楽しむことだけではなく、実際日本にいる友人家族に手紙を送ってみることです。
現地の人には郵便局として大切なインフラです。
内部はアーチ状の高い天井が独特の開放感と奥行きを与え、左右向かいにはお土産ショップがあります。おすすめのお土産は昔ベトナムで使われていた切手とポストカードでどちらもベトナム土産には最適です。この郵便局は観光客にとっては観光スポットですが、現地の方々にとっては欠かせない郵便局として親しまれています。正面の壁面には革命家ホー・チ・ミンの肖像画がかけられています。
入って左右には木造電話ボックス型のATMがあり、その上には南ベトナム政府繁栄時代の古地図とカンボジアとの電信網を見ることができます。
こちらが窓口です。迅速な対応をしてくれますよ。
奥へ進んで窓口周辺を見てみると、ポストカードを購入して、家族友人、そして自分宛に手紙を出す欧米人観光客が多く見受けられます。普通郵便だと一週間から十日ほどで到着しますが、速達で出せば最短で3日ほどですので、運が良ければ滞在中に宛先の方に届くかもしれませんね。
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■中央郵便局
住所:2 CongXa Paris Street, Dist1, Ho Chi Minh City(
Googleマップ)
アクセス方法:統一会堂から徒歩5分
入場時間:7:00~19:00、土曜7:00~18:00、日曜8:00~18:00
入場料:無料
ハガキ郵送料:約5万ドン(250円程度)
HP:
http://www.hcmpost.vn/Main1/Default.aspx
ベトナム戦争の傷を知る
戦争証跡博物館
毎日多くの観光客が訪れる戦争証跡博物館
ベトナムの歴史を学ぶ上で、ベトナム戦争を語らないわけにはいきません。統一会堂で旧大統領官邸を見学したあとは、こちらの戦争証跡博物館で、当時戦火に包まれたベトナムの様子を学習するのはいかがでしょうか。日本人を含む戦場カメラマンが命をかけて撮影した写真が展示されています。
博物館内の様子
館内は世界中のジャーナリストが撮影した写真パネルが展示されています。戦火を逃れるベトナム人の様子や枯葉剤の影響によって生まれた奇形児の写真は生々しく残酷。また、当時使われていた銃火器やバクダンの破片で作った人型のモニュメントの「Mother」にも注目してください。
爆弾の破片で作った「Mother」
展示されている写真パネルの中には、アメリカ軍人の視点のものもあります。枯葉剤の影響を受けたのは彼らも同じ。帰国後に生まれた子供が奇形だったり、自分の犯した過ちに生涯うなされることになったアメリカ人もいます。館内には片腕のないアメリカ人の子供の写真も展示されています。
中央郵便局から戦争証跡博物館までは徒歩で15分くらいで行くことができますが、道に迷うこともあるかもしれません。日中は炎天下なので、タクシーを利用するのもいいでしょう。中央郵便局の前には常にタクシーが多数客待ちしています。
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■戦争証跡博物館
住所:28 Vo Van Tan Street, Dist1, Ho Chi Minh City(
Googleマップ)
アクセス方法:中央郵便局から徒歩15分もしくはタクシー。
入場時間:7:30~17:00
入場料:1万5000ドン(75円)
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