映画監督デビッド・リーン
~オススメの作品「アラビアのロレンス」~
■「アラビアのロレンス」作品概要:列強の利害が複雑に絡むアラビア半島。T・E・ロレンスという名の青年将校が、ファイサル王子と接触すべくアラビアに派遣された。
映画は、彼が好きだったオートバイの事故死から始まります。回想型の映画ですね。葬儀の場で新聞記者が色々取材しますが、評価は十人十色。
紅海の軍事拠点アカバ港の攻略したことにより、彼の知名度は上がり、ゲリラ戦の勇者となります。
しかしながら、アラビア半島は上記の通り、列強の利害が複雑に交錯しています。
ロレンスの立場は微妙なものとなり、大佐昇進と引き換えに失意の帰国となって映画は終わります。
■主なキャスト:
ロレンス(P・オトゥール)、ファイサル(A・ギネス)、アリ(O・シャリフ)、アブダ・アブ・タイ(A・クウィン)、J・ベントリー(新聞記者A・ケネディ)
■デビッド・リーン監督が好きな理由:
若いときに観て、腰が抜けた(立てなかった)からです。
■「アラビアのロレンス」の好きなシーンやオススメの理由:
1.アカバ攻略のシーン
画面左から向かって右にノーカットで撮影されています。圧巻です。
2.砂漠のど真ん中に巨大船舶が「ボーーーーー」と出てきます。
「何で?」と最初は思いました。答えはスエズ運河です。
ロングショットがデビッド・リーンの魅力のひとつでしょう。