日本橋からも東京駅からも徒歩圏内の「日本ばし やぶ久」
お昼時にはランチを求めるビジネスマンが闊歩している東京駅八重洲口に近い日本橋エリア。東京駅八重洲北口からだと3分、地下鉄・日本橋のB7出口からは1分程度でしょうか、そば店「日本ばし やぶ久」があります。並びにはいくつかそば店がありますが、小さな間口ながら老舗らしい凛とした店構え、雰囲気を感じますね。創業は1902年(明治35年)
初代・高橋久次郎氏が同地にあった「藪」というそば店を引き継ぎ、自分の名前を一文字加えて誕生したという「やぶ久」。現在は4代目が店を切り盛りしています。そんな「日本ばし やぶ久」の生まれた1902年とはどんな年だったのでしょうか……。
時の内閣総理大臣は桂太郎。歴史の授業で習う有名な出来事としては、日英同盟の締結。その2年後に起こった日露戦争へも影響を与えた出来事です。また、八甲田山の雪中遭難事件、今の江ノ島電鉄開業、初の私立大学として早稲田大学の開校式などの史実が残っています。
日本最低気温として今なお残っている北海道・旭川のマイナス41℃が記録されたのもこの年のこと。アメリカ・ロサンゼルスで初の映画館が誕生した同年、「日本ばし やぶ久」もその歴史をスタートさせています。
では、お江戸日本橋で4代100年以上営業を続けるそば店へと参りましょう