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金持ちを目指すなら郊外に住むのが良いとは?

地方都市に住んでいれば、基本は自動車通勤ですから、住むところはわりと自由に決められます。しかし都市部に住むと、多くの会社員は電車通勤になります。そこで悩ましいのが、郊外に住むか、都心に住むかという選択です。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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家賃の安い郊外に住めば「自己投資」へのお金を格段に増やせる

地方都市に住んでいれば、基本は自動車通勤ですから、住むところはわりと自由に決められます。しかし都市部に住むと、多くの会社員は電車通勤になります。そこで悩ましいのが、郊外に住むか、都心に住むかという選択です。

郊外に住むと、家賃が安くなりますから、収入が少なくてもそれほど困らず、住居費以外に使えるお金の余裕ができます。都心で通勤に便利な場所に住むと、住居費つまり家賃は約2倍。駐車場代も入れればさらにコストアップです。

でも郊外なら非常に安いので、ほかのこと、たとえば自己投資に回せるお金も、人よりも格段に増やせます。さらに、どうせ郊外なら割り切って始発駅の近くに住む。そうすれば座って通勤できるので、車内が読書タイム・勉強タイムとなり、自己投資の時間が生まれます。

電車で座れると、貴重な学習タイムになります。通勤時間が15分、しかも満員電車だと何かに集中するのは難しいですが、1時間というまとまった時間が確保できると、読書や勉強でも集中できます。「通勤時間は片道1時間です」と言うと、「けっこう遠いね」と映りますが、1カ月で40時間、1年で20日分も自分ひとりの時間を手に入れることができます。

その代わり、飲み会などで遅くなって終電を逃すと、タクシー代がハイパー高額になるので要注意です。深夜のタクシーで、メーターがぐんぐん上がるのは心臓に悪いです。これならビジネスホテルを予約して泊まったほうが安上がりかもしれません。
 

会社の近くに住めば終電を気にせず仕事に没頭できる

もうひとつ、正反対の、「少々無理してでも会社の近くに住め」という考え方もあります。仕事に没頭するには、「終電」という時間が邪魔になることがあります。通勤時間が勉強タイムになるとは言っても、その分だけ睡眠時間を削ることもあります。

もし、会社から歩いて10分のところに住んだら?あるいは自転車で10分でもいい。終電時間を気にしないで仕事に打ち込めます。深夜1時を過ぎて会社を出ても、すぐに部屋に着いてバタンキューできます。翌朝も始業時間が9時なら、8時に起きても間に合いますから、十分な睡眠時間を確保することができます。さらに、遅い時間まで人と会っていられるので、人脈作りにも貢献します。

しかし、もし電車で1時間のところに住んでいたら?遅くとも終電までには会社を出ないといけませんから、夜11時半くらいが限度でしょう。そして家に着くのは1時間後。翌朝も通勤時間分早く起きなければなりませんから、睡眠不足で会社に行くことになります。前者よりも仕事する時間が短く、睡眠時間もとれていないとしたら、その差は開くばかりです。

この場合、家賃が今の2倍で生活がカツカツでも、会社の近くに住んだほうがよいと言えるでしょう。今後の職業人生全体を考えると、都心で家賃が高いというのは、かすむくらいの小さな問題だからです。もちろん、ビル全体が閉まる時間が決まっているとか、土日はオフィスには入れないとか、個々で状況は違うでしょう。

どちらがよいかは人それぞれですが、自分の置かれた状況を考え、自分はどういう働き方をすべきか。そのうえで自分はどこに住むべきかを戦略的に考える。必要があれば移動する、ということです。

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