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ネット犯罪から預金を守る10か条(2ページ目)

インターネットバンキングを利用する際、一番気をつけたいのが金融犯罪に巻き込まれて預金を引き出されること。預金を守るためのポイントを紹介します。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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ネット犯罪から預金を守るための10か条

ここからは、残りの5項目です。

6、ソフトウエアキーボートを使う
セキュリティ対策ツールとして、パスワート入力の際にソフトウエアキーボードが導入されている場合は活用しましょう。

7、パスワードの強化と管理
類推されやすいパスワードではなく、簡単には破られないパスワードを設定しましょう。長期間同じパスワードを使ったり、複数のサービスに同じパスワードを使い回すことはやめましょう。

8、ワンタイムパスワードを使う
インターネットバンキングでは、お客様番号やパスワード、暗証番号などを入力することで本人かどうかを確認します。さらに、振込など口座のお金を動かす場面では、乱数表の番号やワンタイムパスワードを入力することが必要となります。毎回、番号が変わるワンタイムパスワードは、犯罪防止の効果がより高いと言われていますから、利用できる場合は利用しましょう。

9、取引は自分のパソコンやスマホで
当たり前のことですが、複数の人が利用するパソコンでの取引は厳禁です。スパイウエアが潜んでいたり、偽サイトに誘導される可能性があります。

10、取引明細や残高をこまめに確認
不審な引き出しがないか、こまめに残高や取引明細を確認しましょう。銀行や警察への届け出が遅れると、被害額を補償してもらえないことがあります。

預金者に過失があると全額は保障されない

被害にあった場合、預金者に過失がなければ、全額を銀行が補償してくれます。ただし、迅速に銀行に届け出ることや捜査への協力が条件となっています。預金者に過失がある場合は、状況に応じて補償の内容が検討され、全額はお金が戻ってこないケースも考えられます。

特に最近、増えているのはフィッシングによる犯罪。フィッシング対策協議会のサイトでは、フィッシングの情報を金融機関の名前入りで緊急情報として掲載していますから、おかしいなと思ったら、フィッシング対策協議会のサイトを確認したり、取引のある銀行に問い合わせましょう。

インターネットにおける金融犯罪の増加に対応するため、警察庁では「不正アクセス法」を改正し、取り締まりを強化しています。とはいえ、一番大事なのは、自分の預金は自分で守る!という強い意志。紹介した10項目を中心に、しっかり管理し、万一のときは速やかに取引銀行と警察に連絡を。

関連サイト
フィッシング対策協議会

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