販促プロモーション/Webサイトへの集客方法

バナー広告の基本とポイント(2ページ目)

ネット広告のなかで最も歴史が古いと言ってもよいのがバナー広告です。ここではバナー広告の特徴やクリック率を高めるためのポイントなどをご紹介します。

横井 孝治

執筆者:横井 孝治

介護・販促プロモーションガイド

バナー広告を出稿する媒体を選ぶ際のポイント

自社の商品やサービスに合ったネット媒体を選びましょう

自社の商品やサービスに合ったネット媒体を選びましょう

出稿するネット媒体を選ぶ際は、次のようなポイントに気をつけましょう。

1.自社に合ったターゲットが見ている媒体かどうか
いくら多くの人が閲覧しているからといって、若い女性向けの媒体に老人ホームのバナーを掲載しても良い反応があるとは思えません。媒体が出している媒体資料を入手して、自社のターゲットにマッチしているかどうかをよく検討しましょう。

2.有名な媒体以外にも目を向ける
Yahoo! Japanのような有名媒体の場合、閲覧者の数も膨大ですが、その属性もさまざま。老若男女、多様な趣味趣向を持った人々がバナーを目にすることになります。自社の商品やサービスが、不特定多数をターゲットにしたものなら良いのですが、ある程度ターゲットを絞り込みたい場合は、そのターゲットに絞り込んだコンテンツを掲載している媒体にも目を向けましょう。

特定のテーマに絞り込んだ情報サイトや、All Aboutのようにテーマごとに細かくコンテンツを分類しているサイトの場合、閲覧者もそのテーマに高い関心を持った人が多いので、より良い効果を期待することができます。商店や飲食店などの場合、地域に密着した情報を掲載した媒体への出稿も効果的です。

3.予算のバランスをよく考える
有名媒体にバナーを掲載して、商品やサービスの名前を覚えてもらったり、自社サイトに閲覧者を集めるだけでは、なかなか大きな成果を望むことはできません。

バナーの先にある自社サイトを充実したものにしてコンバージョンを獲得することが重要です。またネットショップのように「コンバージョン=購入」ではなく、資料請求や問い合わせをコンバージョンとして設定している場合、見込客をどのように契約へと誘導するかも重要なポイントとなります。

バナー広告にすべての予算をつぎ込んでしまうのではなく、それ以外の販促施策も充実させながら、バランスの良い予算配分を心がけましょう。

バナー広告を作成する際のポイント

バナー広告を作成する場合には、次のようなポイントに気をつけましょう。

1.目にとまるように。でも、目立ちすぎないように
「多くの人にバナー見てもらいたい」と思うあまり、ついつい派手なデザインになりがちなのですが、やり過ぎてしまうと逆効果となります。下品なテレビ広告を見て嫌悪感を抱いた経験のある人は多いでしょうが、大勢の目に触れるバナー広告も同様のリスクをはらんでいます。広告費を払って、わざわざ自社の評判を下げるようなことにならないよう、適度に印象に残るデザインをめざしましょう。

2.なるべくシンプルな構成を心がける
たっぷりと情報を伝えるスペースのあるWebサイトと違って、バナーの大きさは限られています。さまざまな情報を詰め込みすぎると、ゴチャゴチャとしたデザインになって閲覧者の気を引くことはできません。商品やサービスのメリットを伝えるキャッチコピーとメイン画像を中心に、できる限りシンプルな要素で構成するように工夫しましょう。

3.商品画像はしっかりと見せる
商品画像が大きすぎてバナーからはみ出していたり、逆に小さすぎて目立たなかったりすると、CTRが下がってしまいます。またキャッチコピーで商品画像を隠してしまうのも禁物。「バナーの主役は商品画像」ぐらいの気持ちでデザインするのが丁度良いぐらいだと思います。


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