ソウル/ソウルのおすすめエリア

三清洞(サムチョンドン)(3ページ目)

昔ながらの伝統家屋がたくさん残る三清洞。韓屋の伝統的な骨組みは残しつつ、モダンに改装したお店が多く、ソウルのどのエリアより美しく、伝統の香り漂う町です。美しい街並みゆえに、映画やドラマ、雑誌の撮影地としてもよく利用されています。

松田 カノン

執筆者:松田 カノン

韓国ガイド

三清洞の観光スポット

韓屋の美しい町並みや、小規模博物館など、あえて時間をかけて、ゆっくり鑑賞したいスポットが多い三清洞。三清洞の中心部、チャンドク図書館のすぐ前には、観光案内所もあるので、地図をもらったり、目的地の場所を確認してから出発するのもいいですよ。ここでは、ガイドがオススメの2スポットをご紹介します。

世界中のジュエリーに囲まれる、世界装身具博物館

三清洞でも特に人気のある小規模博物館です。オシャレのインスピレーションを受けるかも(C)world jewelly museum

三清洞でも特に人気のある小規模博物館です。オシャレのインスピレーションを受けるかも(C)world jewelly museum

有名建築家による建物もかっこいい

有名建築家による建物もかっこいい

三清洞周辺には、小規模博物館が点在していますが、その中でも特に女性に人気があるのが世界装身具博物館です。アフリカやアジア、南アメリカなど、世界各国のジュエリーがなんと千点以上も展示されており、各国の装身具文化の紹介とともに鑑賞できるようになっています。 これらのジュエリーは、この博物館を設立した、館長のイ・ガンウォンさんのコレクション。外交官だったご主人に付き添い、長い間世界のいろいろな場所で暮らしながら、少しずつ収集してきた貴重なアイテムばかり。その繊細で美しいジュエリーの数々は、女性なら誰もが心奪われるでしょう!

博物館の建物もまた、有名な建築家の手によるもの。1、2階が展示スペースで、3階は企画の展示を行うほか、休憩スペースとして解放されています。ここからは、ソウルの南山や北岳山など、広い景観を眺望できるので、ついでに3階まであがってみてください。

ミュージアムショップでも、美しいジュエリーが購入できるようになっています。さすが装身具の博物館だけあり、珍しいデザインのものも販売されているので、興味がある方はのぞいて見るのも面白いかもしれません。

<DATA>
世界装身具博物館/ 세계장신구박물관
住所:ソウル特別市 鍾路区 花洞75-3/ 서울특별시 종로구 화동75-3
アクセス: 最寄駅は地下鉄3「安国/アングク/안국 」駅1番出口、あるいは地下鉄3号線「景福宮/キョンボックン/ 경복궁」駅5番出口。
「安国」駅からは、1番出口を出て右方向に約100メートルほど直進。学校の角で右折し、さらに石畳の歩道を直進。大きな十字路に出たらそのまま直進。コスメショップ「KIEHL’S」を左折、直進。キムズブティックを通り越ししばらく行ったところにある右手側の路地に入りすぐ。右手側にあり。
「景福宮」方面からは、サムチョン洞通りに入り、三清派出所とカフェベネの間の路地をのぼる。左手側の小さな路地を過ぎ、再びやや大きな路地が左手側に見えら、そこで左折。そのまま直進、右手すぐ。
TEL:02-730-1610
開館時間:11:00~17:00(12~13時は昼休憩で開いていない日もあります)
休館日:毎週月曜、火曜
入館料:大人7,000ウォン 学生5,000ウォン
 

韓国らしい風情溢れる散歩道、北村韓屋マウル

ソウルの街中の喧騒とはうってかわり、静かでのどかな雰囲気。散歩するつもりで、カメラ片手にゆっくり歩きたい場所で

ソウルの街中の喧騒とはうってかわり、静かでのどかな雰囲気。散歩するつもりで、カメラ片手にゆっくり歩きたい場所です

厳かなたたずまいの家々は、どれも文化的、歴史的に価値のある家ばかり

厳かなたたずまいの家々は、どれも文化的、歴史的に価値のある家ばかり

地下鉄安国駅付近、三清洞と嘉会洞周辺に瓦屋根の伝統家屋が連なる場所があり、その一帯を北村韓屋マウルといいます。朝鮮王朝時代、両班(ヤンバン)とよばれる貴族階級らが暮らしていた地域で、文化財に指定された家屋も沢山ある場所です。現在も、ここでは人々の普通の暮らしが営まれており、子供を背負ったお母さんや、玄関先の花壇の手入れをするおばあちゃんの姿などが、路地の向こう側でちらと見えるかもしれません。

ここはドラマ『冬のソナタ』が撮影された場所としても知られます。主人公ユジン(チェ・ジウ)とチュンサン(ペ・ヨンジュン)らが通った高校は、このエリアにある中央高校。すぐ近くにはユジンの家もあり、いまでも多くのファンが訪れています。

北村韓屋マウルには、伝統家屋だけでなく、民画や刺繍、組紐など、韓国の伝統工芸品を展示する小規模博物館も点在しています。 散歩のついでに、気になる博物館があれば立ち寄ってみて。そして、何より景観が美しいこのエリア。北村八景と呼ばれる、「景観の美しいスポット」は道の上に「PHOTO SPOT」と書かれているので、そこでは立ち止まりシャッターを切りましょう!

北村韓屋マウルを100パーセント満喫するためにも、地下鉄3号線の安国駅から徒歩約3分の場所にある北村文化センターに立ち寄って、エリアの地図や説明が書かれた小冊子をもらってから出発することをオススメします。スロウな時間を楽しんでください!

<DATA>
■北村韓屋マウル/ 북촌한옥마을
最寄駅:地下鉄3号線「安国/アングク/ 안국」駅
TEL:02-3707-8388
北村文化センターHP
 
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